8月24日に開催されたBWF世界選手権2022(東京体育館)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。日本勢が活躍する中、海外のトップ選手らも順当に3回戦に進出している。ここでは、海外注目選手の試合をダイジェストでお伝えする。
世界選手権2022
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【ダイジェスト】
男子シングルスは前回の世界王者、ロー・ケンイゥ(シンガポール/上写真)が、東京オリンピック4位のケビン・コルドン(グアテマラ)と対戦。第1ゲームをロー、第2ゲームをコロドンが奪った後のファイナルゲームは、ローがスピードを上げて点差を引き離して21-11で勝利。順当に3回戦に勝ち進んだ。このほか、マレーシアのリー・ジジャやインドのラクシャ・センなどが2回戦を突破したが、前回準優勝のスリカンス・キダムビ(インド)は、中国の趙俊鵬(ツァオ・ジュンペン)に9本、17本で敗れて2回戦で姿を消した。
女子シングルスは、東京オリンピック金メダルの陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)、同銀メダルの戴資穎(タイ・ツーイン/台湾/上写真)らが登場し、それぞれ2-0で勝利。元世界女王のラチャノック・インタノンや、世界ランク上位のポンパウィ・チョチュウォン(ともにタイ)らも勝ち上がった。
男子ダブルスは優勝候補のギデオン/スカムルヨ(インドネシア)らが白星をつかんだほか、2019年の世界王者、セティアワン/アッサン(インドネシア/上写真・左)も2-0のストレート勝利で3回戦に駒を進めた。今年の全英OP王者のマウラナ/フィクリ(インドネシア)や、デンマークのトップペア・アストルップ/ラスムセン(デンマーク)は世界ランクで下回るペアに敗れ、上位進出はならなかった。
女子ダブルスは連覇をねらう陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)は、インドペアを2-0で下し好発進。韓国の李紹希(イ・ソヒ)/申昇瓚(シン・ソンチャン)も危なげない試合運びで2回戦を突破した。混合ダブルスでは、デチャポル/サプシリー(タイ)、鄧俊文(タン・チュンマン)/謝影雪(ツェ・イエンスエット/香港)、ジケル/デリュウィ(フランス)などが勝ち上がった。
8月24日の注目選手の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
▼2回戦
ロー・ケンイゥ(シンガポール)②〔21−12、11−21、21−12〕1●ケビン・コロドン(グアテマラ)49分
趙俊鵬(中国)②〔21−9、21−17〕0●スリカンス・キダムビ(インド)34分
リー・ジジャ(マレーシア)②〔21−9、21−13〕0●ベルナルド・アティラノ(ポルトガル)36分
ラクシャ・セン(インド)②〔21−17、21−10〕0●ルイス・エンリケ・ペニャルベル(スペイン)36分
【女子シングルス】
▼2回戦
ポンパウィ・チョチュウォン(タイ)②〔18−21、21−16、21−10〕1●シム・ユジン(韓国)60分
陳雨菲(中国)②〔21−17、21−15〕0●ソニア・チア(マレーシア)41分
戴資穎(台湾)②〔21−9、21−12〕0●マルティナ・レピスカ(スロバキア)26分
ラチャノック・インタノン(タイ)②〔21−17、21−17〕0●ピッタヤポン・チャイワン(タイ)35分
【男子ダブルス】
▼2回戦
アルジュン/カピラ(インド)②〔21−17、21−16〕0●アストルップ/ラスムセン(デンマーク)40分
ダン/ホール(スコットランド)②〔17−21、21−19、21−15〕1●マウラナ/フィクリ(インドネシア)50分
ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)②〔21−14、21−13〕0●ヤナチェク/スベヨダ(チェコ)25分
【女子ダブルス】
▼2回戦
陳清晨/賈一凡(中国)②〔21−15、21−10〕0●ポンナッパ/レッディ(インド)42分
李紹希/申昇瓚(韓国)②〔21−15、21−7〕0●ダンドゥ/サントシュ(インド)33分
【混合ダブルス】
▼2回戦
ジケル/デリュウィ(フランス)②〔10−21、25−23、21−16〕1●楊博軒/胡綾芳(台湾)
デチャポル/サプシリー(タイ)②〔21−11、21−18〕0●催率圭/申昇瓚(韓国)
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO