7月10日に開催されたBWFワールドツアー・マレーシアマスターズ(Super500・クアラルンプール)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。
日本勢で唯一決勝まで勝ち上がったのは、女子ダブルスの志田千陽/松山奈未(上写真・手前)。頂上決戦は中国の陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン)が相手。5月のタイOP(S500)では、日本ペアがファイナル勝負の末に勝利を飾っているが、今回は世界ランク1位に対して終始苦しい戦いが続く。第1ゲームは、志田/松山が8-9から6連続失点などで差を広げられ11-21。第2ゲームも後半の連続失点を奪われ12-21で敗戦。0-2のストレートで敗れ、準優勝に終わった。
男子ダブルスは、インドネシア決勝となった勝負を、アルディアント(上写真・左)/アルフィアンが制して優勝。ベテランのセティアワン/アッサンに対して、第1ゲーム12本、第2ゲームも21-19に抑えてインドネシアマスターズ(S500)に続くタイトルをつかんでいる。また、混合ダブルスは鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)がV達成。4月末のアジア選手権以降、6大会連続優勝を遂げている。
女子シングルス決勝は、陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)と韓国のアン・セヨンとの勝負となり、アン・セヨンが17本、5本で制して優勝。上位大会では韓国OPに続き、今季2つ目のタイトルを獲得した。男子シングルスは、インドネシアのチコ・アウラ・ドゥイ・ワルドヨが、香港のベテラン、伍家朗(ン・カロン)を22-20、21-15で退けてS500の大会で初優勝を飾った。
決勝戦の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
チコ・アウラ・ドゥイ・ワルドヨ(インドネシア)②〔22−20、21−15〕0●伍家朗(香港)45分
【女子シングルス】
アン・セヨン(韓国)②〔21−17、21−5〕0●陳雨菲(中国)38分
【男子ダブルス】
アルディアント/アルフィアン(インドネシア)②〔21−12、21−19〕0●セティアワン/アッサン(インドネシア)32分
【女子ダブルス】
陳清晨/賈一凡(中国)②〔21−11、21−12〕0●志田千陽/松山奈未40分
【混合ダブルス】
鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−17、21−12〕0●リバルディ/メンタリ(インドネシア)32分
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO