7月5日にBWFワールドツアー・マレーシアマスターズ(Super500・クアラルンプール)が開幕した。前週のマレーシアOP(S750)に続く大会には、日本A代表選手らが参戦。大会初日は各種目予選とダブルス1回戦の半分が行なわれた。
マレーシアOPでは見事優勝を飾った男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾(上写真・右)は、中国の劉雨辰(リュウ・ユチェン)/欧烜屹(オウ・シュァンイ)と激突。相手は今年から新たに組み始めたペアだが、劉雨辰は東京オリンピック銀メダルや世界選手権優勝などを経験するトップ選手。190cmを越える欧烜屹との長身コンビで6月のインドネシアOP(S1000)で優勝を果たすなど、勢いにも乗っている。そんな強敵に対して、保木/小林は第1ゲーム21-18で先制。第2ゲームは22-24で落としたものの、最終ゲームは再び20オールとなった勝負を保木/小林が先に抜け出し勝利。難敵を下した保木/小林が2回戦に進出した。
同じく男子ダブルスの古賀輝/齋藤太一は、マレーシア一番手ペアのA・チア/ソー・WYに0-2で敗戦。竹内義憲/松居圭一郎はタイペアとファイナルゲーム20オールの激戦を演じたが、最後は相手に抜け出され2回戦進出はならなかった。
女子ダブルスは、志田千陽(上写真・手前)/松山奈未が、ドイツペアに2-0で勝利。第2ゲームは中盤まで競った展開となったが、最後は相手のミスも重なり志田/松山が21-16で振り切り初戦を突破した。福島由紀/廣田彩花はインドの若手ペアを2-0で一蹴。順当に2回戦に勝ち進んだ。
5日の結果、6日の対戦カードは以下の通り。
【男子ダブルス】
▼1回戦(7月5日)
保木卓朗/小林優吾②〔21−18、22−24、22−20〕1●劉雨辰/欧烜屹(中国)64分
竹内義憲/松居圭一郎●1〔21−19、17−21、20−22〕②スパク/キッティヌポン(タイ)64分
古賀輝/齋藤太一●0〔16−21、19−21〕②A・チア/ソー・WY(マレーシア)43 分
【女子ダブルス】
▼1回戦(7月5日)
志田千陽/松山奈未②〔21−15、21−16〕0●クースペット/モスツェニスキ(ドイツ)39分
福島由紀/廣田彩花②〔21−7、21−10〕0●バート/ゴータム(インド)32分
▼1回戦(7月6日)
松本麻佑/永原和可那 – ピチャモン/ナンナパス(タイ)
【男子シングルス】
▼1回戦(7月6日)
常山幹太 – 趙俊鵬(中国)
桃田賢斗 − 渡邉航貴
西本拳太 – アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)
【女子シングルス】
▼1回戦(7月6日)
奥原希望 – イボンヌ・リ(ドイツ)
山口茜 – ミシェル・リー(カナダ)
【混合ダブルス】
▼1回戦(7月6日)
渡辺勇大/東野有紗 − 郭新娃/張殊賢(中国)
金子祐樹/松友美佐紀 – 鄧俊文/謝影雪(香港)
山下恭平/篠谷菜留 – 楊博軒/胡綾芳(台湾)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO