6月28日にBWFワールドツアー・マレーシアOP(Super750/クアラルンプール)が開幕した。大会初日は各種目の1回戦が行なわれた。インドネシアでの2大会を終えた後、マレーシアで強化合宿を行なっていた日本代表は、期間中にチーム関係者5名に新型コロナウイルスの陽性反応を確認。集団感染により代表選手らの参加を見送る可能性もあったが、特に影響がなかった選手たちは無事に出場を果たしている。
大会初日は、5種目に日本選手が出場。女子ダブルスの志田千陽/松山奈未は、インドペアとの勝負を2-0のストレートで下して2回戦に進出。男子シングルスの西本拳太(上写真)は、インドネシアのベテラン、トミー・スギアルトとの試合に挑むと、第1ゲームを15本で失う。しかし、第2ゲームを西本が21-18で奪い返すと、ファイナルゲームはデュースとなった接戦を22-20で切り抜けて勝利。苦しみながらも初戦を突破した。
女子シングルスの第1シードに入った山口茜は、インドネシアのグレゴリア・マリスカ・トゥンジュンに0-2で敗戦。第1ゲームを14本で落とした山口は、持ち前のフットワークが見られず第2ゲームも14-21。ストレート負けを喫し、初戦敗退となった。混合ダブルスの山下恭平/篠谷菜留、男子ダブルスの竹内義憲/松居圭一郎もそれぞれ白星はつかめず。2回戦進出はならなかった。
28日の結果、29日の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼1回戦(6月28日)
西本拳太②〔15−21、21−18、22−20〕1●トミー・スギアルト(インドネシア)66分
▼1回戦(6月29日)
桃田賢斗 – カンタフォン・ワンチョレン(タイ)
【女子シングルス】
▼1回戦(6月28日)
山口茜●0〔14−21、14−21〕②グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)26分
▼1回戦(6月29日)
奥原希望 – イボンヌ・リ(ドイツ)
【男子ダブルス】
▼1回戦(6月28日)
竹内義憲/松居圭一郎●0〔12−21、12−21〕②ゴーSF/N・イズッディン(マレーシア)36分
▼1回戦(6月29日)
古賀輝/齋藤太一 – A・チア/ソー・WY(マレーシア)
保木卓朗/小林優吾 – 盧敬堯/楊博涵(台湾)
【女子ダブルス】
▼1回戦(6月28日)
志田千陽/松山奈未②〔21−15、21−11〕0●ポンナッパ/レッディ(インド)34分
▼1回戦(6月29日)
松本麻佑/永原和可那 – バート/ガータム(インド)
【混合ダブルス】
▼1回戦(6月28日)
山下恭平/篠谷菜留●1〔8−21、21−11、22−24〕②スパク/スピッサラ(タイ)49分
▼1回戦(6月29日)
渡辺勇大/東野有紗 – クリスチャンセン/ボエ(デンマーク)
金子祐樹/松友美佐紀 – チェンYJ/シオウ(マレーシア)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO