日本勢3ペアが準々決勝に勝ち進んだ女子ダブルス。志田千陽/松山奈未(上写真・左)は第1シードの陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)と対戦。第1ゲームは17-21で失った志田/松山だったが、第2ゲームは13本、ファイナルゲームは17本で制して逆転勝ち。志田/松山が強敵を下し、ベスト4進出を決めた。
松本麻佑/永原和可那は韓国のベク・ハナ/イ・ユリムと対戦。力をつけている若手ペアを相手に先制を許した松本/永原だが、第2ゲームを17本で奪い返すと、ファイナルゲームも21-15で抑えて勝利。1時間を超える熱戦を制した松本/永原も準決勝に勝ち進んだ。一方、マレーシアペアと対戦した福島由紀/廣田彩花は、第1ゲームの接戦を22-24で落とすと、続く第2ゲームも12本で敗れ準決勝進出はならなかった。
男子シングルスの奈良岡功大(上写真)はアイルランドのナット・グエンと対戦。第1ゲーム10本で圧倒した奈良岡は、続く第2ゲームも21-18で制し準々決勝を突破。ベスト4入りを決めた。女子シングルスの山口茜は、インドのプサルラ・V.シンドゥにファイナル勝負の末に敗戦。上位進出はならなかった。
このほか、男子ダブルスは世界王者の保木卓朗(上写真・左)/小林優吾がトマス杯で敗れているマレーシアペアを2-0で下して準決勝へ。混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗は勝利をつかみベスト4に入ったものの、山下恭平/篠谷菜留はデチャポル/サプシリー(タイ)に15本、8本で敗れベスト8止まりとなった。
5月20日の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
▼準々決勝(5月20日)
リー・ジジャ(マレーシア)②〔21−10、14−21、21−16〕1●シェサ・ヒレン・ルスタビト(インドネシア)56分
李詩灃(中国)②〔21−16、21−17〕0●王子維(台湾)47分
リュウ・ダレン(マレーシア)②〔21−10、19−21、21−19〕1●趙俊鵬(中国)59分
奈良岡功大②〔21−10、21−18〕0●ナット・グエン(アイスランド)49分
▼準決勝(5月21日)
奈良岡功大 – 李詩灃
リー・ジジャ – リュウ・ダレン
【女子シングルス】
▼準々決勝(5月20日)
戴資穎(台湾)②〔21−10、14−21、21−18〕1●何冰嬌(中国)57分
ラチャノック・インタノン(タイ)②〔21−8、21−8〕0●リーネ・クリストフェルセン(デンマーク)26分
プサルラ・V.シンドゥ(インド)②〔21−15、20−22、21−13〕1●山口茜51分
陳雨菲(中国)②〔21−14、20−22、21−17〕1●ミシェル・リー(カナダ)65分
▼準決勝(5月21日)
陳雨菲 – プサルラ・V.シンドゥ
戴資穎 – ラチャノック・インタノン
【男子ダブルス】
▼準々決勝(5月20日)
アストルップ/ラスムセン(デンマーク)②〔21−13、21−15〕0●セティアワン/アッサン(インドネシア)30分
保木卓朗/小林優吾②〔23−21、21−15〕0●ゴーSF/N・イズッディン(マレーシア)42分
アルディアント/アルフィアン(インドネシア)②〔21−14、19−21、21−4〕1●竹内義憲/松居圭一郎49分
A・チア/ソー・WY(マレーシア)②〔21−17、21−10〕0●王齊麟/李洋(台湾)29分
▼準決勝(5月21日)
アルディアント/アルフィアン − A・チア/ソー・WY
保木卓朗/小林優吾 − アストルップ/ラスムセン
【女子ダブルス】
▼準々決勝(5月20日)
鄭雨/張殊賢(中国)②〔12−21、21−17、21−17〕1●李紹希/申昇瓚(韓国)63分
松本麻佑/永原和可那②〔18−21、21−17、21−15〕1●ベク・ハナ/イ・ユリム(韓国)69分
志田千陽/松山奈未②〔17−21、21−13、21−17〕1●陳清晨/賈一凡(中国)67分
タン/ティナー(マレーシア)②〔24−22、21−12〕0●福島由紀/廣田彩花43分
▼準決勝(5月21日)
志田千陽/松山奈未 – タン/ティナー
松本麻佑/永原和可那 − 鄭雨/張殊賢
【混合ダブルス】
▼準々決勝(5月20日)
王懿律/黄東萍(中国)②〔21−16、21−15〕0●スパク/スピッサラ(タイ)32分
デチャポル/サプシリー(タイ)②〔21−15、21−8〕0●山下恭平/篠谷菜留34分
渡辺勇大/東野有紗②〔21−18、21−17〕0●ゴーSH/ライSJ(マレーシア)31分
鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−16、21−14〕0●チャヨノ/イスラミ(インドネシア)28分
▼準決勝(5月21日)
渡辺勇大/東野有紗 – 鄭思維/黄雅瓊
デチャポル/サプシリー – 王懿律/黄東萍
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO