S/Jリーグ所属チームの男子選手による個人戦の親善大会・GWカップin愛知が5月3日、ジェイテクト体育館で開幕した。
大会初日の男子ダブルスは、この日初めてペアを組んだ西川裕次郎(上写真・左)/馬屋原大樹(NTT東日本/ジェイテクト)が躍動。予選グループでは、ともに日本B代表の井上拓斗/岡村洋輝(BIPROGY)との激戦に勝利。第2戦で敗れて3組が1勝1敗で並んだ中、得失点差で勝ち上がった。
決勝トーナメントでは、昨年の全日本総合を制した高野将斗/玉手勝輝(日立情報通信エンジニアリング)にストレートで勝利。馬屋原は「初めて組ませてもらって、先輩に教わりながらプレーできた。状況に応じたプレーの選択が自分の課題だけど、隣で見本を見せてもらいながら、試合の中で練習をできているような感覚でした。ナショナル(代表)に入っている2ペアを倒せたのは大きいかなと思う」と実戦から得た手応えを語った。
準決勝では、小林晃/宮嶋航太郎(ジェイテクト)と対戦する。西川は「試合があまりない中、ありがたい機会。1試合ずつを大事にしながらやっていきたい。どういう展開をつくれば勝てるのか、明日も2人で話し合いながらやりたいです」と試合機会に感謝を示し、健闘を誓った。
もう一方のヤマから勝ち上がったのは、霜上雄一/野村拓海(日立情報通信E)と緒方友哉/柴田一樹(NTT東日本)。霜上/野村は、予選グループ2試合と決勝トーナメントの計3試合すべてをストレートで勝利。準々決勝では、混合ダブルスを主戦場として日本B代表に入っている仁平澄也/山田尚輝(NTT東日本)を撃破した。霜上は「シャトルの飛び具合に合わせて展開をねらい、レシーブから攻撃に転じたり、積極的に前にいって、縦の関係をつくって点数を取りにいけました」と充実の表情。野村は「コロナ禍では、公式戦以外で他チームの選手と羽根を打てる機会がない。いろいろなチームと試合を組んでもらってよい機会になる。明日も、今の自分たちのプレーを出して、そこから課題を見つけられるように頑張りたい」とさらに経験を積むことの意義を話した。
翌4日は、シングルス、ダブルスの準決勝および決勝戦が午前10時から行なわれ、試合の模様は、ジェイテクトバドミントン部公式youtubeチャンネル(https://www.youtube.com/channel/UCOJ9aen_iVoJoQdw4Vlfq7w)で無料ライブ配信される。4日の対戦カードは以下の通り。
【男子ダブルス】
▼準決勝
小林晃/宮嶋航太郎(ジェイテクト) − 西川裕次郎/馬屋原大樹(NTT東日本/ジェイテクト)
霜上雄一/野村拓海(日立情報通信E) − 緒方友哉/柴田一樹(NTT東日本)
取材・文・写真/平野貴也