4月26日、アジアのトップ選手が集うアジア選手権(フィリピン・マニラ)が開幕した。2022年からBWFワールドツアーのSuper1000の大会と同等の世界ランキングポイントが獲得できるようになり、アジア選手らにとってはより一層、気合が入る大会となった。
大会初日は各種目の予選と男子ダブルス、混合ダブルス1回戦が行なわれた。日本勢は、男子ダブルスの古賀輝(上写真・右)/齋藤太一が、今年の全英チャンピオンであるインドネシアのマウラナ/フィクリをファイナル勝負の末に撃破。第1ゲームを18-21で失った古賀/齋藤だったが、第2ゲームを12本で取り返すと、最終ゲームも21-18で制して強敵を退けた。世界王者の保木卓朗/小林優吾は、台湾ペアに第1ゲームを13-21で奪われたものの、第2、第3ゲームを制して逆転勝利。苦しみながらもしっかり勝ち星を手にし2回戦に進出している。
混合ダブルスは、全英王者の渡辺勇大/東野有紗、金子祐樹(上写真・左)/松友美佐紀の2ペアが登場。渡辺/東野はインドネシアの若手ペアを26分で下し、金子/松友も侮れない香港ペアを31分のストレート勝利で退け初戦を突破している。明日27日は、男女シングルス、女子ダブルスの1回戦が行なわれる。
26日の結果と、27日以降の対戦カードは以下の通り。
【男子ダブルス】
▼1回戦(4月26日)
古賀輝/齋藤太一②〔18−21、21−12、21−18〕1●マウラナ/フィクリ(インドネシア)68分
保木卓朗/小林優吾②〔13−21、21−17、21−16〕1●盧敬堯/楊博涵(台湾)58分
▼2回戦
古賀輝/齋藤太一 – シェティ/ランキレッディ(インド)
保木卓朗/小林優吾 − ヒー/ロー(シンガポール)
【混合ダブルス】
▼1回戦(4月26日)
金子祐樹/松友美佐紀②〔21−18、21−16〕0●李晉熙/吳芷柔(香港)31分
渡辺勇大/東野有紗②〔21−5、21−12〕0●クシャルジャント/クスマワチ(インドネシア)26分
▼2回戦
金子祐樹/松友美佐紀 – ゴーSH/ライSJ(マレーシア)
山下恭平/篠谷菜留 – 張德正/吳詠瑢(香港)
【男子シングルス】
▼1回戦(4月27日)
桃田賢斗 – チコ・アウラ・ドゥイ・ワルドヨ(インドネシア)
渡邉航貴 – ドミトリ・パナリン(カザフスタン)
常山幹太 − 雷蘭晞(中国)
西本拳太 – アドゥルラチ・ナムクル(タイ)
【女子シングルス】
▼1回戦(4月27日)
山口茜 – アーカルシ・カシャップ(インド)
大堀彩 – 何冰嬌(中国)
奥原希望 – ザ・タール・トゥザール(ミャンマー)
髙橋沙也加 – グエン・トゥイリー(ベトナム)
【女子ダブルス】
▼1回戦(4月27日)
志田千陽/松山奈未 – インラヨ/ラモス(フィリピン)
福島由紀/廣田彩花 – プスピタ・サリ/ロセ(インドネシア)
中西貴映/岩永鈴 – ロー/シオウ(マレーシア)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/アジア連盟