4月19日、BWF（世界バドミントン連盟）が発表する世界ランキングが更新された。日本勢は、韓国マスターズ（S300）で結果を残したB代表が大きく順位を上げている。ここではダブルス3種目を紹介しよう。

【男子ダブルス】

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インドネシアの2ペア、ギデオン／スカムルヨ、セティアワン／アッサンが、1、2位をキープ。ギデオンが足の手術のため戦列を離れているが、この種目唯一の11万ポイント台と独走態勢。2位のセティアワン／アッサン、3位の王齊麟（ワン・チーリン）／李洋（リー・ヤン／台湾）が、10万ポイント台でしのぎを削る展開が続いている。そこに食い込みたいのが、4位の保木卓朗（上写真・左）／小林優吾。まずは10万ポイント台に乗せて、トップ3を脅かす存在になりたい。

続く日本勢は、A代表の古賀輝／齋藤太一（23位）、竹内義憲／松居圭一郎（32位）。保木／小林とともに戦うトマス杯で結果を出し、着実にポイントを加えていきたい。

B代表の小野寺雅之（上写真・右）／岡村洋輝は、韓国マスターズ（S300）ベスト4の4900ポイントを加え、7ランクアップの50位に浮上した。また、しのぎを削ってきた金子真大／久保田友之祐（59位）が、久保田の引退でペアを解消。次世代を担う存在として、さらなる奮起が期待される。

【女子ダブルス】

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上位陣に順位変動なく、陳清晨（チェン・チンチェン／上写真・奥）／賈一凡（ジャ・イーファン／中国）、李紹希（イ・ソヒ）／申昇瓚（シン・ソンチャン）、金昭英（キム・ソヨン）／孔熙容（コン・ヒヨン／ともに韓国）、福島由紀／廣田彩花と、1〜4位が10万ポイント超え。1位と4位の差が4150ポイントと、女子シングルス以上の混戦となっている。5位の松本麻佑／永原和可那、7位の志田千陽／松山奈未とも10万ポイント台をねらえる位置につけており、上位陣に離されないよう追っていきたい。

昨季から上位大会に参戦している中西貴映／岩永鈴は23位、星千智／松田蒼は40位につけている。今年からA代表に選出された2ペアは、これまで以上に長期の海外遠征が増えてくるだけに、A代表の環境などに早く慣れてしっかり結果を残していきたい。

【混合ダブルス】

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1位のデチャポル（上写真・右）／サプシリー（タイ）、2位の鄭思維（ツェン・シーウェイ）／黄雅瓊（ファン・ヤーチョン／中国）が11万ポイント超え。3位につける渡辺勇大／東野有紗、4位の王懿律（ワン・イーリュ）／黄東萍（ファン・ドンピン／中国）が10万ポイント台で続く。

日本勢は、金子祐樹／松友美佐紀（16位）、山下恭平／篠谷菜留（42位）のA代表に、韓国OP（S500）ベスト8のポイントを加えた緑川大輝／齋藤夏が、10ランクアップの62位と追う展開。さらに、韓国マスターズ（S300）ベスト8の西川裕次郎／尾﨑沙織が13ランクアップの75位と、一気に順位を上げている。

文／バドミントン・マガジン編集部

写真／BADMINTONPHOTO