【ドイツオープン】中国勢が4種目で決勝に進出!男子シングルスは新鋭2選手が準決勝を突破!<準決勝結果>

3月12日に開催されたBWFワールドツアー・ドイツOP(ミュルハイム・アン・デア・ルール/Super300)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。

3月9日
1回戦/初日結果

3月10日
1回戦/2日目結果

3月11日
2回戦/3日目

3月12日
準々決勝/4日目

日本勢は準々決勝で敗退。コロナ以前は毎年日本選手の活躍が目立っていた大会だけに、今回は悔しい結果となった。そんな中、海外勢では中国が絶好調。男子シングルスを除く4種目で、決勝進出を果たしている。

女子シングルスの準決勝は、中国選手が3名進出。何冰嬌(ビンジャオ)は韓国のアン・セヨンが激突すると、第1ゲームを12本で制し、続く第2ゲームも15本に抑えて快勝。決勝進出の切符をつかんだ。もう一つの準決勝は陳雨菲(チェン・ユーフェイ/上写真)と、期待の若手・張藝曼(ツァン・イーマン/中国)が対戦し、東京五輪金メダリストの陳雨菲がファイナル勝負の末に勝利。1時間超えの熱戦を制して決勝進出を果たした。

女子ダブルスは、陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)がタイペアを2-0のストレートで勝利。同じく中国の鄭雨(ツェン・ユ)/張殊賢(ツァン・シューシャン)は、ブルガリアのストエワ姉妹との勝負に挑んだが、ここは欧州の意地を見せたストエワ姉妹がファイナル勝負の激戦を制して決勝の切符をつかんでいる。

男子ダブルスは、保木卓朗/小林優吾を破ったデンマークのアストルップ/ラスムセンが、中国の劉雨辰(リュウ・ユチェン/上写真・左)/欧烜屹(オウ・シュァンイ/中国)と対戦。第1ゲームを中国ペアが21-18で奪うと、第2ゲームもデンマークペアを押し切って勝利。中国の新ペアが決勝に進出した。もう一つの準決勝は、マレーシアのゴーSF/N・イズッディンが、何濟庭(ヘ・ジティン)/周昊東(ツォウ・ハオドン/中国)を2-0で下して準決勝を突破した。

男子シングルスは、きらめく新世代が躍動。2021年全英OP覇者リー・ジジャ(マレーシア)と対戦したのは、タイの新鋭クンラビット・ビティサラン。第1ゲームを21-13でクンラビットが先制すると、続く第2ゲームもリー・ジジャを12本に抑えて快勝。強敵を下し、決勝に進出した。また、第1シードのビクター・アクセルセン(デンマーク)と対戦したのは、インドのラクシャ・セン(上写真)。どちらも主導権を譲らずファイナル勝負に持ち込まれた戦いは、終盤20オールとなり、最後の苦しい状況を乗り越えたセンが勝利。世界トップを退けて、決勝の切符を手にしている。

混合ダブルスはタイのエース、デチャポル/サプシリーがスコットランドペアを2-0で抑えて決勝へ。中国の欧烜屹/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)は、イングランドのエリス/スミス(イングランド)をストレートで退けて決勝へ勝ち進んでいる。

3月12日の結果、決勝戦の対戦カードは以下の通り。

【男子シングルス】

▼準決勝(3月12日)

クンラビット・ビティサラン(タイ)②〔21−13、21−12〕0●リー・ジジャ(マレーシア)43分

ラクシャ・セン(インド)②〔21−13、12−21、22−20〕1●ビクター・アクセルセン(デンマーク)70分

▼決勝(3月13日)

クンラビット・ビティサラン – ラクシャ・セン

【女子シングルス】

▼準決勝(3月12日)

何冰嬌(中国)②〔21−12、21−15〕0●アン・セヨン(韓国)38分

陳雨菲(中国)②〔21−13、19−21、21−13〕1●張藝曼(中国)61分

▼決勝(3月13日)

陳雨菲 – 何冰嬌

【男子ダブルス】

▼準決勝(3月12日)

ゴーSF/N・イズッディン(マレーシア)②〔21−12、21−18〕0●何濟庭/周昊東(中国)39分

劉雨辰/欧烜屹(中国)②〔21−18、21−17〕0●アストルップ/ラスムセン(デンマーク)42分

▼決勝(3月13日)

劉雨辰/欧烜屹 – ゴーSF/N・イズッディン

【女子ダブルス】

▼準決勝(3月12日)

陳清晨/賈一凡(中国)②〔21−17、21−12〕0●ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)48分

G・ストエワ/S・ストエワ(ブルガリア)②〔16−21、21−18、21−9〕1●鄭雨/張殊賢81分

▼決勝(3月13日)

陳清晨/賈一凡 − G・ストエワ/S・ストエワ

【混合ダブルス】

▼準決勝(3月12日)

欧烜屹/黄雅瓊(中国)②〔21−18、21−19〕0●エリス/スミス(イングランド)46分

デチャポル/サプシリー(タイ)②〔21−11、21−17〕0●ホール/マックフェルソン(スコットランド)34分

▼決勝(3月13日)

デチャポル/サプシリー − 欧烜屹/黄雅瓊

文/バドミントン・マガジン編集部

投稿日:2022/03/13

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