2月11日、2022年に入って初めての日本ランキング更新が日本バドミントン協会から発表された。昨年末に行なわれた全日本総合の結果が反映され、各種目上位に入った選手・ペアがランクを上げている。
【男子シングルス】
世界選手権後の隔離期間中などで全日本総合に出場しなかった日本A代表、桃田賢斗(NTT東日本/上写真)、常山幹太(トナミ運輸)、西本拳太(岐阜県協会)が並ぶ1〜3位は前回から変わらず。渡邉航貴(日本ユニシス)は6位から10位に後退したが、世界ランキングでは日本勢4番手の44位につけている。
全日本総合準優勝の奈良岡功大(IMG)が、同ベスト8の古賀穂(NTT東日本)を逆転して4位に浮上。優勝した田中湧士(日本大4年)は、11位から6位にランクアップ。4〜6位は、次代を担う日本B代表が3人並ぶ形となった。
全日本総合で自身初のベスト8入りを果たした小本翔太(日立情報通信エンジニアリング)が、18位から13位にランクアップ。同2回戦で小本とファイナル勝負を演じた、元B代表の大林拓真(早稲田大4年)が14位で続く。高校卒社会人2年目で全日本総合ベスト4、初めてB代表に選出された高橋洸士(トナミ運輸)は、23位から15位にジャンプアップ。同じトナミ運輸でB代表に残留した秦野陸は、16位から20位に後退。アキレス腱断裂から復活した大林は4月からトナミ運輸に入社することが決まっており、3人で切磋琢磨しながらのレベルアップが期待される。
男子シングルスのランキングは
こちら
【女子シングルス】
全日本総合3連覇を果たした奥原希望(太陽ホールディングス/上写真)が、山口茜(再春館製薬所)を逆転して1位に返り咲いた。髙橋沙也加(日本ユニシス)、髙橋明日香(ヨネックス)が続き、A代表4人が1〜4位を占めている。
全日本総合に出場しなかった大堀彩(トナミ運輸)が、髙橋明と入れ替わる形で5位に。奥原と全日本総合決勝を戦った水井ひらり(NTT東日本)は、順位を一つ上げて6位。4位の髙橋明、5位の大堀、6位の水井と、富岡・ふたば未来学園高OGが並ぶ形だ。
全日本総合が個人戦のラストマッチとなった佐藤冴香(ヨネックス)が、16位から7位にランクアップ。同ベスト8でB代表復帰の大家夏稀(NTT東日本)は、3つ順位を上げて9位に浮上している。B代表の仁平菜月(トナミ運輸)は、18位から11位にランクアップ。現在開催中のアジア団体選手権2022のメンバーに仁平は選ばれており、初戦は白星をあげている。
女子シングルスのランキングは
こちら
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳