全日本総合(東京・代々木第二体育館)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。ここでは、女子シングルスに出場した選手のコメントを紹介しよう。
山口茜(勝山高)
【漆﨑真子(山陰合同銀行)に2-1で勝利】
「ねばり強くてミスをしない選手なので、自分は相手が嫌になるくらいやろうと思っていました。でもそれは難しくて、ミスが増えてしまった。最後はねばり強く戦えたから勝てたと思います。準々決勝の相手の川上選手は同じ高校生ですが、守りに入らず、積極的にプレーしたい。どんなに頑張ってもあと3試合。その3試合はやりたいし、もっといいプレーをしていきたいと思います」
三谷美菜津(NTT東日本)
【仁平菜月(富岡高2年)に2-1で勝利】
「風の影響でバックアウトするミスはしょうがないのですが、サイドアウトのダメなミスが多かったので流れをつかめませんでした。ファイナルゲームはしっかりできましたが、総合で変な試合をするとオリンピックレースの流れが悪くなると思うので、しっかりレースを戦うためにも、力を出しきりたい。その先に優勝がついてくればいいなと思っています」
仁平菜月(富岡高2年)
【三谷美菜津(NTT東日本)に1-2で敗戦】
「実力に相当な差があったと思います。年下として、プレッシャーなく思いきりやれる有利な面はあったけど、経験の差を感じました。高校生相手なら決まる球も(三谷には)決まらなくて、自分のミスが目立って…。そういうところで差がついてしまいました。いつもは『負けたらどうしよう』と思ってしまうけど、今日は怖がらずにできて、三谷さんから1ゲーム取れたことは、少し自信になります。でも、負けは負け。まだ高校の大会もあるし、来年もあるので、チャンスを生かしていきたいです」
大堀彩(NTT東日本)
【福島由紀(再春館製薬所)に2-0で勝利】
「今日は自分らしい攻めていくプレーができたので、明日につながると思います。いまのままではA代表に入るのは難しいので、今大会は“最低ベスト4”と考えています。自分なりに、いまできるパフォーマンスを出すことが一番やりたいことです」
川上紗恵奈(富岡高3年)
【峰歩美(再春館製薬所)に2-0で勝利】
「昨日(1回戦終了後)、次の対戦相手が決まったとき、『似たタイプだからラリーが長くなるぞ』と大堀先生にいわれました。自分自身は、憧れの峰選手とできるのがうれしくて楽しみで、今日はプレッシャーもなく楽しんでやれました。ただ、2ゲーム目はミスもあったし、風の向きなどは、すぐ調整できないとダメですね。(ベスト8の)実感はないです。来年もナショナルチームの一員として活躍したいし、8にとどまらず、一つひとつ積み重ねて上がっていきたいです。次の対戦相手の茜ちゃん(山口)とは、しっかりラリーをして、ミスを重ねないように。いい戦いができるようにしたいです。全日本はいろんなことを学ばせてもらえる、いい大会だと思っています」