全日本総合(東京・代々木第二体育館)2日目は、各種目1回戦が行なわれた。ここでは、男子ダブルスの注目選手のコメントを紹介しよう。
渡辺勇大(右)/三橋健也(富岡高3年)
【小松﨑佑也/松丸一輝(NTT東日本)に2-0で勝利】
渡辺「相手が実業団という意識はなかったです。120%の力ではなく、普段の自分たちの力が出せました。(ここから先について)一つひとつだと思います。しっかり準備して、話し合って、自分たちの力を出せばいい。三橋がスマッシュして自分が前で決める形ができれば、大丈夫だと思います。今日の試合は、次へのステップアップになりました。富岡高校というチームとして出るのはこれが最後なので、楽しく思いきってやりたいです」
三橋「第1ゲーム、7-11でインターバルになってしまったのは、入りがよくなかったから。相手をよく見てイメージを作る、そういう意味での準備ができていなかったです。全日本総合は特別な大会ですが、次に向けて準備はしています。ぼくは、渡辺についていくだけ。コーチと選手みたいなものです(笑)。そうすれば、自然と上がっていけるので」
早川賢一(右)/遠藤大由(日本ユニシス)
【山村駿介/塚本好喜(日立情報通信エンジニアリング)に2-0で勝利】
遠藤「相手は昨年の日本リーグで負けかけたペア。全日本総合という緊張感と、相手が強いのはわかっていたので、よくない場面でも落ち着いていられました。相手については昨夜、動画でちょっと見ておいて『こんな球がある』とか、大まかなことは話して、試合中にも細かいことを話しながらやれました。(気持ちのいい勝利ですか?という質問に)泥臭くても、勝ちは勝ち。あと4試合これを繰り返せばいいわけなので、しっかり準備して、集中していきたい」
早川「追いつかれたときに話し合えたこと、話し合いながら修正できたことがよかったです。(ミックスもあって大変なのでは?という質問に)メインは男子ダブルス。勝てばミックスも気持ちよくできるし、大変ではないです」
平田典靖(右)/橋本博且(トナミ運輸)
【小野寺雅之/岡村洋輝(埼玉栄高)に2-0で勝利】
平田「全日本総合という緊張感はありました。シンプルなプレーができたし、いろいろと慣れてきました」
橋本「昨年は2位だったので、最低限そこまではと思っています。(相手が)高校2年生と聞いて、これから頑張ってほしいですね」
渡邉航貴/仁平澄也(埼玉栄高2年)
【五十嵐優/中田政秀(中央大)に2-1で逆転勝利】
渡邉「(ダブルスは)ほとんど練習していないので、ミスをしないように、つなげようと思いました。最初は相手が上で押されていましたが、相手の痛いところ、ストレートを意識して突きました。社会人や大学生には置きにいった球を張られてつかまってしまうとか、実際にやらせてもらって勉強になります。次の相手(数野/山田)は格上なので、内容のある試合にしたい。簡単に終わりたくないと思っています」