【世界選手権2021】山口茜、松本麻佑&永原和可那らが準決勝!保木卓朗&小林優吾もベスト4入り!<6日目結果>

12月17日に開催されたBWF世界選手権2021(スペイン・ウエルバ)6日目は、各種目準々決勝が行なわれた。

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3ペアが準々決勝に勝ち進んだ女子ダブルス。最初にベスト4一番乗りを決めたのは、2018、19年世界女王、松本麻佑/永原和可那(上写真・左)だ。ブルガリアのG・ストエワ/S・ストエワと対戦した二人は、パワーのある相手に対して第1ゲームを15本で先制。第2ゲームもリードを保ちながら試合を進め、終盤は18-17の接戦から松本/永原が3連取を奪い21-17で勝利。3大会連続で準決勝進出を決めた。

インドネシア3大会で2大会を制している志田千陽(上写真・左)/松山奈未は、中国の一番手ペア・陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン)との勝負に挑んだ。第1ゲームは13-21で奪われた志田/松山。第2ゲームから逆転をねらった日本ペアは、16-8とリードを保って優位に試合を進めていたが、ここから連続失点を喫し17-14。3点差まで詰め寄られる。なんとか中国ペアの勢いを止めたい志田/松山だったが、再び7連続失点を喫し17-21で敗戦。世界選手権初出場での優勝はならなかった。また、韓国の金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン)と対戦した中西貴映/岩永鈴は、第2ゲームこそ善戦したが0-2のストレート負け。準決勝進出を逃している。

女子ダブルスと同じく3ペアが準々決勝に進んだ混合ダブルス。優勝候補の一角、渡辺勇大(上写真・左)/東野有紗は、金子祐樹/松友美佐紀との日本人対決を2-0で制してベスト4入り。山下恭平/篠谷菜留はロシアの若手ペアと対戦し、ファイナルゲームにもつれる接戦に。1時間越えの勝負は、最後16-19から5連取を奪った山下/篠谷が、大逆転で勝利。準決勝の切符をつかみとった。

日本人対決となった男子ダブルスは、保木卓朗/小林優吾(上写真・左)と竹内義憲/松居圭一郎が激突。第1ゲームは接戦となった勝負を、21-18で保木/小林が先取。第2ゲームも、保木/小林が竹内/松居の攻撃をしっかりさばいて21-12で勝利し、前回大会に続き4強入りを決めている。

女子シングルスは、山口茜(上写真)がアン・セヨン(韓国)と対戦。10月以降、何度も試合を重ねている二人の勝負は、第1ゲームを21-7で山口が先制。第2ゲームはアン・セヨンが11本に抑えてファイナルゲームにもちこんだが、後半はそのアン・セヨンが一気に失速。落ち着いた試合運びでポイントを重ねた山口が最終ゲームを21-10で制し、世界選手権では2018年以来となる準決勝進出を決めている。

17日の結果、18日の対戦カードは以下の通り。

【男子シングルス】

▼準々決勝(12月17日)

スリカンス・キダムビ(インド)②〔21−8、21−7〕0●マーク・カルジョウ(オランダ)26分

アンダース・アントンセン(デンマーク)○〔12−21、21−8、11−1、キケン〕●リー・ジジャ(マレーシア)48分

ロー・ケンイゥ(シンガポール)②〔21−14、21−12〕0●プラノイ・H.S.(インド)43分

ラクシャ・セン(インド)②〔21−15、15−21、22−20〕1●趙俊鵬(中国)67分

▼準決勝(12月18日)

スリカンス・キダムビ(インド) − ラクシャ・セン(インド)

アンダース・アントンセン(デンマーク) − ロー・ケンイゥ(シンガポール)

【女子シングルス】

▼準々決勝(12月17日)

戴資穎(台湾)②〔21−17、21−13〕0●プサルラ・V.シンドゥ(インド)42分

山口茜②〔21−7、11−21、21−10〕1●アン・セヨン(韓国)52分

何冰嬌(中国)②〔21−16、21−18〕0●韓悦(中国)46分

張藝曼(中国)②〔13−21、21−13、21−15〕1●ラチャノック・インタノン(タイ)64分

▼準決勝(12月18日)

戴資穎(台湾) − 何冰嬌(中国)

山口茜 – 張藝曼(中国)

【男子ダブルス】

▼準々決勝(12月17日)

テオEY/オンYS(マレーシア)②〔12−21、21−17、21−15〕1●王齊麟/李洋(台湾)65分

譚強/何濟庭(中国)②〔22−20、21−14〕0●ゴーVS/タンWK(マレーシア)40分

保木卓朗/小林優吾②〔21−18、21−12〕0●竹内義憲/松居圭一郎37分

アストルップ/ラスムセン(デンマーク)②〔26−28、21−13、21−9〕1●ラムスフス/ザイデル(ドイツ)72分

▼準決勝(12月18日)

保木卓朗/小林優吾 – テオ・イーイ/オン・ユーシン(マレーシア)

譚強/何濟庭(中国) − アストルップ/ラスムセン(デンマーク)

【女子ダブルス】

▼準々決勝(12月17日)

陳清晨/賈一凡(中国)②〔21−13、21−17〕0●志田千陽/松山奈未

金昭英/孔熙容(韓国)②〔21−8、21−18〕0●中西貴映/岩永鈴52分

松本麻佑/永原和可那②〔21−15、21−17〕0●G・ストエワ/S・ストエワ(ブルガリア)41分

李紹希/申昇瓚(韓国)②〔19−21、21−18、21−18〕1●ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)83分

▼準決勝(12月18日)

松本麻佑/永原和可那 – 陳清晨/賈一凡(中国)

金昭英/孔熙容(韓国) − 李紹希/申昇瓚(韓国)

【混合ダブルス】

▼準々決勝(12月17日)

デチャポル/サプシリー(タイ)②〔21−15、21−13〕0●ゴーSH/ライSJ(マレーシア)44分

鄧俊文/謝影雪(香港)②〔21−11、21−10〕0●ラムスフス/ロハウ(ドイツ)33分

渡辺勇大/東野有紗②〔21−14、21−19〕0●金子祐樹/松友美佐紀45分

山下恭平/篠谷菜留②〔21−13、17−21、21−19〕1●アリモフ/デフレトワ(ロシア※)67分

▼準決勝(12月18日)

渡辺勇大/東野有紗 – 山下恭平/篠谷菜留

デチャポル/サプシリー(タイ) − 鄧俊文/謝影雪(香港)

 

※世界選手権にはロシアバドミントン連盟で出場

投稿日:2021/12/18
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