11月30日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。インドネシアOPの結果が反映され、上位陣の順位が動いた種目があった。ここでは、男女シングルスのランキングを紹介しよう。
【男子シングルス】
男子シングルスの順位は こちら
2018年9月から世界ランク1位を守り続けた桃田賢斗(上写真・左)が、ついに王座をあけ渡した。東京オリンピック金メダルのビクター・アクセルセン(デンマーク)が、インドネシアOP(Super1000)優勝のポイントを加えて1位に返り咲き。ただ、桃田との差は1769ポイント。12月は現在開催中のワールドツアーファイナルズ、世界選手権(スペイン・ウエルバ/12月12日〜19日)と大きな大会が続くだけに、目まぐるしく順位が入れ替わる可能性はある。
日本勢2番手の常山幹太は、1ランクダウンの11位に後退。代わって10位に入ったのは、3つ順位を上げたラスムス・ゲンケ(デンマーク)。デンマークは、1位のアクセルセン、3位のアンダース・アントンセンと、ベスト10に3人もいる「シングルス王国」だ。
日本勢3番手の西本拳太(17位)、4番手の渡邉航貴(40位)は、桃田、常山とともに世界選手権出場が決まっている。大きくポイントを加えて順位を上げていきたいところだ。
【女子シングルス】
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上位陣に変動なく、10万ポイント超えの戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)、陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)が1、2位をキープ。インドネシアOP準優勝の山口茜は3位のままだが、10万目前の9万9849ポイント。上位二人の背中が見えてきた。東京五輪後の大会に出場していない奥原希望(4位)は、世界選手権には出場予定。2021年最後の大会で、大きなポイントを加えることができるか。
日本A代表として上位大会に参戦している髙橋明日香が、19ランクアップの52位に浮上。世界選手権出場予定の髙橋沙也加(13位)、大堀彩(22位)の背中はまだ遠いが、5番手の川上紗恵奈(43位)を激しく追い上げている。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO