11月13日から14日まで開催された『富岡・ふたばオープン2021 全日本ジュニアバドミントンフェスティバル』(福島県・ふたば未来学園アリーナ、富岡町総合体育館)。ここでは、13日に行なわれたU17男女ダブルスで優勝を果たした谷岡大后/関根翔太と山北奈緖/須藤海妃のコメントを紹介する。
13日 U17男女ダブルスダイジェスト
14日 U17男女シングルスダイジェスト / U15男女シングルスダイジェスト
【U17男子ダブルス】
優勝:谷岡大后(左)/関根翔太(福島)
谷岡 今大会は、パートナーの関根がケガからの復帰戦。大会に出るのも久々で結構厳しい状況でしたが、そのぶん自分が点数を取って、少しでも関根の硬さをほぐせたらと思っていました。その中で、準々決勝で関根が狙われてしまって。これは負けちゃうかもと思うほど追い込まれました。でも、パートナーが「あとは全部任せた」と言ってくれて、自分が一人でシングルスをやるようなイメージで戦いました。ここを乗り越えられたのは大きかったです。
関根は中学の時にダブルスをメインにしていて、低い展開が得意。そこから関根が前に入って自分が後ろでスマッシュを打つ形で結構点数を取れたと思います。決勝は、お互いに疲れていたけれど、勝負所でガツガツいけた。優勝できてうれしいです。
関根 ケガで半年間バドミントンができなかったので、久しぶりの大会で優勝することができてうれしいです。バドミントンができていることに楽しさを感じながらプレーしていました。パートナーには、全部の試合で、すごく助けてもらいました。谷岡はとにかくカバー力がすごい。前衛が取れなかった球を、全部後ろで取ってくれるので、安心感があります。もう本当に救われました。
【U17女子ダブルス】
優勝:山北奈緖(左)/須藤海妃(福島)
山北 1週間前の青森の大会では、自分たちの力を出し切ることができずに、すごく悔しい思いをしました。今回は、自分たちのプレーをとにかく出して、気持ちで負けないことを意識していたので、最後まで強い気持ちで相手に向かっていけたから勝てたのだと思います。
パートナーの海妃は、ショットが多彩でフェイントがすごく上手。相手をだましてチャンスを作ってくれるので、海妃とじゃないと勝てないなって思います。あと、すっごく負けん気が強いんです。本当にすごくて、そこに自分も(背中を)押してもらえる部分があります。今後もチャレンジする気持ちを絶対に忘れず、まずは全国選抜での優勝をめざしていきたいです。
須藤 (海妃とじゃないと勝てないとパートナーに言われて)うれしい! 奈緖はショットが鋭くてパワーもあって、ダブルスがすごくやりやすいです。それに、カバー力もすごい。私と一緒で、負けん気が強いところもいいところだと思います。今大会は、奈緖に助けてもらってばかりでした。奈緒はケガをしていたので、気持ちの面では支えてもらって、プレーの面では自分が支えて、二人で支え合って取れた優勝だったのかなと思います。
取材・構成/阿部ちはる、バドミントン・マガジン編集部
写真/川口洋邦