11月2日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。ここでは男女シングルスのランキングについて紹介する。
【男子シングルス】
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桃田賢斗が、11万410ポイントで1位をキープした。前週のフランスOP(Super750)では、準決勝で常山幹太と対戦するも、ファイナルゲームに入ったところで桃田が途中棄権。ルール上、同国選手との対戦を棄権すると世界ランキングポイントが加算されないことになっているため、準決勝のポイントは入らなかったがなんとか首位を守った。
2位につけるビクター・アクセルセン(デンマーク)も、フランスOP1回戦を途中棄権。高ポイントの上積みはできなかったが、10万9779ポイントとし、1位の桃田までわずか631ポイント差に迫っている。フランスOPで久々のワールドツアー優勝を果たした常山(上写真)は、1万1000ポイントを加え3ランクアップの10位。王子維(ワン・ツーウェイ/台湾)を抜いて、ベスト10入りを果たした。
10月末に行なわれたベルギー国際(IC)に出場したB代表は、ベスト8の下農走が13ランクアップの95位と2ケタ順位に突入。ベスト4の小野寺裕介は19ランクアップの101位。ツアー再開のチャンスを逃さずポイントを重ね、上をめざしていきたい。
【女子シングルス】
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1位は戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)、2位は陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)と、10万ポイント超えのワンツーは変わらず。
デンマークOPに続き、フランスOPでも優勝した山口茜(上写真)が、1万1000ポイントを加えて2ランクアップの3位。欧州遠征を見送った奥原希望(4位)を抜き、日本人トップとなった。フランスOP準優勝(9350ポイント)の髙橋沙也加は2ランクアップの13位。好調ぶりがランキングに反映している。
海外選手で注目したいのは、6位に浮上したアン・セヨン(韓国)。「期待の新星」が「韓国のエース」に成長し、世界のトップと勝負できる力を披露している。7位はプサルラ・V.シンドゥ(インド)、ラチャノック・インタノン(タイ)は2ランクダウンで8位に位置している。
B代表は、ベルギー国際ベスト8(2200ポイント)の水井ひらりが16ランクアップの90位、同ベスト8の齋藤栞が14ランクアップの140位、優勝(4000ポイント)した郡司莉子は42ランクアップの171位。男子と同様、一気に順位を上げている。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO