7月29日に行なわれている東京オリンピック・バドミントン競技(武蔵野の森 総合スポーツプラザ)6日目は、男子シングルス決勝トーナメント1回戦を実施。常山幹太は、世界ランキング5位のアンソニー・S・ギンティン(インドネシア)に挑んだがストレートで敗れ、ベスト16で初めてのオリンピックを終えた。ここでは、試合後の常山のコメントを紹介する。
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■男子シングルス・決勝トーナメント1回戦
結果:アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)に0-2で敗戦
常山 今、試合が終わったばかりで、悔しい気持ちと、やりきった気持ちが両方あるんですけど…。最後、自分らしさというのは出せなかったので、悔しい気持ちのほうが大きいです。桃田(賢斗)選手のぶんまで頑張ろうという気持ちはもちろんありました。ただ、そこは気にし過ぎずに、自分のプレーを出しきることを考えていました。
思った以上に、ギンティン選手のプレーがよく、相手のスピードだったり、上からのショットを警戒し過ぎて、自分の持ち味であるラリーをさせてもらえなかった。それで自分自身の気持ちが引いてしまったのが敗因だと思います。
(初めてのオリンピックを振り返って)この舞台で、自分のプレーを出しきって楽しむというのを目標として掲げていたんですけど、独特な緊張感だったり、雰囲気に少し飲まれた部分はあったかなと。でも、やれることはやったので。結果はこういう形でしたけど、今の実力は出せたかなと思います。今回の経験を次に生かせるようにしたい。強くなった姿を皆さんに見せられるように、また練習に励みたいと思います。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/Getty Images