7月25日に行なわれた東京オリンピック・バドミントン競技(武蔵野の森 総合スポーツプラザ)2日目は、各種目の予選リーグを実施。女子ダブルスに登場した福島由紀/廣田彩花は、マレーシアペアをファイナルゲームの末に下してリーグ戦2連勝を飾った。ここでは2人のコメントを紹介する。
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■女子ダブルス・予選リーグ(グループA)
結果:チョウMK/リーMY(マレーシア)に2-1で勝利
福島(写真手前) 1ゲーム目はちょっと迷ってしまったところがあったので、そこが相手をのせてしまったというか。相手がすごく作戦を練ってきていることが感じられ、その作戦に対して迷ってしまったんです。2ゲーム目にリードされた場面も。まだ自分の中で迷いがあったのでリードされてしまったと思います。
でも、そのあたりから自分たちも吹っ切れたと言いますか。廣田が言っていたとおり、コートに立てたことがまず奇跡だと思うので、もっと楽しまなければと、「二人で楽しもう」と声をかけられたところから切り替えられ、開き直れたところがよかったのではないかと思います。(同時に)相手の疲れも見えたので、チャンスだと思って我慢しながらフクヒロらしく試合をしようという気持ちでやりました。(この2試合を通じ)お互いに動き自体は悪いわけではないので、フクヒロらしい試合といいますか、そういう部分は良くなってきていると感じています。
廣田 2、3ゲーム目は相手のスマッシュに対してレシーブのタイミングが合ってきましたし、相手の疲れも見えたので、自分たちがレシーブから振って振って、相手の体力を奪っていこうと思ってやっていました。そこがしっかり安定してできたかなと思います。ヒザをケガして一度は立てないんじゃないかと思ったところからここまで来られた。本当に思いきったプレーができていますし、二人で楽しんだ結果が2勝という結果につながって、本当にそれもすごく奇跡だなって思っています。このコートに立てることが本当に幸せです。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/Getty Images