7月24日に東京オリンピック(調布市・武蔵野の森 総合スポーツプラザ)が開幕。日本代表とメダルを争う海外の強豪選手らも続々と登場し、各種目の予選リーグで熱戦を繰り広げた。
午前中にスタートしたデイセッションは、女子シングルスの優勝候補である戴資穎(タイ・ツーイン/上写真)が白星発進を決めたほか、タイのシード選手、ブサナン・ンバルンパン(タイ)も勝利。女子ダブルスは、福島由紀/廣田彩花と同じA組に入ったポリイ/ラハユ(インドネシア)が2-0で勝利を飾れば、優勝候補の一角である中国の陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン)や李茵暉(リ・インフイ)/杜玥(ドゥ・ユエ)、韓国の金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン)らも勝ち星をあげて好発進をきった。
混合ダブルスのV候補、中国の鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)や、渡辺勇大/東野有紗と同じC組のジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)も勝利。男子シングルスでは、世界ランク上位のジョナタン・クリスティ(インドネシア)や伍家朗(香港/ン・カロン)らが白星をつかみとったが、2019年世界選手権銅メダルのサイ・プラニース・B.(インド)は、格下相手に敗戦を喫した。
男子ダブルスでは、今年1月のタイOP(Super1000)2連戦と、WTファイナルズ2020を制した台湾の王齊麟(ワン・チーリン)/李洋(リーヤン)が、インドの若手シェティ/ランキレッディとの大接戦の末に1-2で敗戦。遠藤大由/渡辺勇大と同じB組のイワノフ/ソゾノフ(ロシア)とアストルップ/ラスムセン(デンマーク)の勝負は、アストルップ/ラスムセンが2-0でロシアペアを下して白星をつかんでいる。そのほか、A組のギデオン/スカムルヨ(インドネシア)、園田啓悟/嘉村健士と同じC組の李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン/中国)も初戦を勝利で飾っている。
7月24日のデイセッション結果は以下の通り。
【男子シングルス】
伍家朗(香港)②〔21−9、21−10〕0●リノ・ムニョズ(メキシコ)34分
ジョナタン・クリスティ(インドネシア)②〔21−8、21−14〕0●アラム・マハムド(EOR)30分
ミシャ・ジルベルマン(イスラエル)②〔21−17、21−15〕0●サイ・プラニース・B.(インド)41分
【女子シングルス】
グエン・トゥイ・リン(ベトナム)②〔21−11、21−11〕0●チー・シュエフイ(フランス)35分
山口茜(日本)②〔21−3、21−8〕0●マホール・シャハザード(パキスタン)23分
ブサナン・ンバルンパン(タイ)②〔21−4、21−9〕0●ダニエラ・マシアス(ペルー)31分
戴資穎(台湾)②〔21−7、21−13〕0●サブリナ・ヤクエット(スイス)26分
【男子ダブルス】
李俊慧/劉雨辰(中国)②〔21−9、21−17〕0●P・チュー/R・チュー(アメリカ)24分
ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)②〔21−15、21−11〕0●レーン/ベンディ(イギリス)31分
シェティ/ランキレッディ(インド)②〔21−16、16−21、27−25〕1●王齊麟/李洋(台湾)66分
アストルップ/ラスムセン(デンマーク)②〔21−13、21−18〕0●イワノフ/ソゾノフ(ロシア)42分
【女子ダブルス】
ポリイ/ラハユ(インドネシア)②〔21−14、21−17〕0●チョウMK/リーMY(マレーシア)45分
李茵暉/杜玥(中国)②〔21−13、21−15〕0● トゥーグセン/フォウガード(デンマーク)48分
陳清晨/賈一凡(中国)②〔21−6、21−10〕0● ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)32分
金昭英/蔡侑玎(韓国)②〔21−23、21−12、23−21〕1● G・ストエワ/S・ストエワ(ブルガリア)66分
【混合ダブルス】
渡辺勇大/東野有紗(日本)②〔20−22、21−11、21−15〕1●クリスチャンセン/ボエ(デンマーク)65分
鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−5、21−10〕0●エルガマル/ハニー(エジプト)19分
徐承宰/蔡侑玎(韓国)②〔16−21、21−15、21−11〕1●タベリング/ピキ(オランダ)58分
ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)②〔20−22、21−17、21−13〕1● レオン/サマービル(オーストラリア)52分
王懿律/黄東萍(中国)②〔24−22、21−17〕0●ラムスフス/ハートリッチ(ドイツ)46分
エリス/スミス(イギリス)②〔21−18、21−17〕0●ジケル/デリュー(フランス)48分
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/Getty Images