東京2020オリンピックのバドミントン競技は、7月24日から開幕。同日、調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで、各種目の予選リーグ初戦がスタートした。24日のデイセッションでは、渡辺勇大/東野有紗、山口茜が初戦に臨んだ。
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午前9時からの開幕試合に登場したのは、混合ダブルスの渡辺勇大(写真右)/東野有紗。世界ランキング17位のクリスチャンセン/ボエ(デンマーク)にファイナルゲームの末に勝利し、苦しみながらも白星を挙げた。
初戦の緊張感を感じさせた渡辺/東野は、第1ゲームを20オールから2連続失点でゲームを失う。第2ゲームを21-11と奪い返したものの、ファイナルゲーム序盤で1-6とリードを許すなど、なかなか波に乗り切れなかった。それでも中盤から東野が冷静にネット勝負でポイントを奪い、先に11点を奪って折り返すと、終盤は攻撃を畳みかけてデンマークペアを突き放した。
「緊張を受け入れて戦うことができた。これからも劣勢な場面はたくさんあると思うので、いいゲームになったと思う」と渡辺。辛勝だったが、次につながる試合だったと言えるだろう。
また、山口茜は、146位のパキスタン選手に21-3、21-8で勝利。わずか23分で退ける快勝だった。
【女子シングルス】
山口茜(日本)②〔21−3、21−8〕0● マホール・シャハザード(パキスタン)23分
【混合ダブルス】
渡辺勇大/東野有紗(日本)②〔20−22、21−11、21−15〕1●クリスチャンセン/ボエ(デンマーク)65分
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/JMPA