オリンピックのバドミントン競技を支えるモノや人をフィーチャー。第2回は、オリンピックで使用されるコートマットの秘密に迫っている。前編では、オリンピックで使用されるコートマットについて、その特徴と歴史について紹介した。後編では、知られざるバドミントンコートの設営をクローズアップ。東京2020オリンピックと同じコートマットを使用して開催された2019年のダイハツ・ヨネックスジャパンOPで、コートの設営を密着取材。最高峰の舞台はこうしてつくられている!
コートマットはこうして敷かれるって知ってた!?
01. コートマットを運ぶ
02. コートマットを敷く
03. 正しい位置に調整
04. 各パーツをファスナーでつなぐ
05. 全面を伸ばす
06. 床に固定する
07. コート間の装飾など
08. ネットや審判台をセット
09. 本格的な会場の装飾
ヨネックス製コートマットの特徴
コートマットは主に3層の構造になっていて、ポリ塩化ビニルという素材を使用。この軟質素材が適度なグリップ力とクッション性を実現する。また、軟質素材には巻き癖がとれやすいという特徴もあり、収納する、また広げて使用するという繰り返しが可能なのも長所の一つでもある。海外製のコートマットは一般的に常設使用であることを考えると、持ち運びがしやすく、耐久性という部分でも優れているのがヨネックスコートマットの特徴だ。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部