【全日本総合2020】「今日は100点に近いプレーができた」(井上)22日/選手コメント-3

12月22日に開催された第74回全日本総合選手権(東京・町田市立総合体育館)初日は、男子ダブルス、女子ダブルスの2種目が実施された。ここでは、男子ダブルスを戦った選手たちの試合後のコメントを紹介する。

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【選手コメント】

井上拓斗(右)/三橋健也
(日本ユニシス)

1回戦結果:小川桂汰/内田裕太郎(東海興業/三菱自動車京都)に2-0で勝利

井上 試合は久々でしたが、個人のパフォーマンスや状態でいえば、今まで20年以上バドミントンをやってきていますけど、今が一番いい状態かなと思います。納得いくプレーが今日はできたかなと思います。このペアでの公式戦は初めて。ペアで考えると、まだうまく連係が取れていない部分があるので、試合の中で修正していければいいかなと。

いいパフォーマンスができている理由のひとつとして、体重が落ちていることもありますね。ピークから6キロ近く落ちています。前のパートナーと組んでいたときは、基本的にほとんどネット前にいたのですが、今は全体的なカバーリングや後ろから打つことも多くなったので、意図的に体重を落としていきました。今日は、自分としては100点近いプレーができたと思います。動けるようになったからかもしれませんが、波が少なくなりました。練習からいいパフォーマンスを維持できています。

2回戦に勝つと、ホキコバ(保木&小林)との対戦なので、自分たちの100パーセントを出し切って、現状の自分たちのレベルを知れたらいいのかなと思います」

三橋 久々の試合で、先輩に引っ張ってもらってやって、ありがたいです。先輩は全然ミスしないので、僕ばっかりミスしてしまうので、“またミスっちゃった”という感じ。今日は50点、40点くらいかな。ただ、立っているだけという感じでした。

毎日練習して、ミスしないようにしていくのが目の前の目標。とにかく、ついていくだけ。自分のできることをやって、この1年を終われたらと思っています。

金子祐樹(右)/川本拓真
(日本ユニシス)

1回戦結果:町田脩太/永渕雄大(瓊浦高)に2-0で勝利

金子 (川本との)ペアでの公式戦は今大会が初めてになります。僕は1年ぶりの公式戦なので、とりあえずは勝ててよかったなというのが一番の感想です。緊張はなかったですけど、試合が始まる前に呼ばれて、コートに出て行った時、今まで当たり前だったのがすごく久しぶりに感じて、気持ちの高ぶりはありました。

川本 自分は社会人1年目なので、1回戦を勝てたのは自信になると思います。相手は高校生なので、負けられないというプレッシャーがあって、そこを勝ち切れたのはよかったです。シングルスは、まずは先を見ずに勝ち上がっていけたら。ダブルスは次の相手はB代表に入っているので、向かっていければと思います。

町田脩太&永渕雄太
(瓊浦高)

1回戦結果:金子祐樹/川本拓真(日本ユニシス)に0-2で敗戦

町田 高校では最後の試合だったので、3年間やってきたことを出したいと思って臨みました。途中までリードした場面もあったのですが、自分の前に詰めるプレーがいつもよりできていなくて、上げる展開が多くなってしまった。守る展開が多くなったのがよくなかったです。

でも、久しぶりの試合だったので、楽しみな部分もありましたし、楽しめました。こういう大きな大会に出られたからこそ、もっと上に行きたいという気持ちが強くなりました。高校を卒業後は別々の大学に進みますが、大学でもっと活躍して、また総合に出られるように頑張りたいです。

永渕 ジュニアナショナルの合宿でB代表の球を受けたりもできていたので、今大会は1回でも勝てればという気持ちで臨みました。途中まで自分たちの展開に持っていくことはできたのですが、リードを守ることができずにとても悔しいです。3年間の集大成を、この一番大きな大会でできて、すごくいい経験になりました。自分は大学でシングルスもやろうと思っているので、どちらもインカレで上位にいけるように頑張っていきたいです。

取材・構成/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

投稿日:2020/12/22

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