桃田賢斗が、7月13日から18日の約1週間、第二の故郷でもある福島県内で個人トレーニングキャンプを行なった。
このキャンプは、休暇を利用しての個人的な活動で、主に母校であるふたば未来学園の体育館で、同校バドミントン部の高校生および中学生と汗を流した。
1週間の間、毎日朝から練習に打ち込み、中高生を相手に40ゲーム以上をこなしたという。
「打ち方やシャトルのとらえ方、ゲーム運びなど、すごくうまい子がいっぱいいて、正直自分でもゲーム練習をしながら謙虚になるくらいだった。この1週間で自分も強くなれたかな、高校生・中学生と高め合えたかなと思います」と刺激を受けたようだ。
第二の故郷である福島について、「ご飯もおいしいし、リラックスして生活できる」と桃田。充実した練習を積み、「今、すごく試合がしたくてうずうずしている。自分の中でしっかり準備ができている」と、現状の心身のコンディションに大きな手応えを得たようだ。
桃田賢斗コメント
「先が見えない中で、自分に厳しくするというのはすごく難しいことだと思うのですが、そういったところでも逃げずに、しっかり自分と向き合って追い込んでいく、トライしていくということを、今のところ自分ではできていると思っています。そういった気持ちの部分は、このコロナ禍での数カ月のトレーニングを通じて、成長できているところかなと思います。
いろいろなアクシデントがあり、満足なプレーができない時もあったんですが、そういった状況にしっかり向き合って、今は、以前できていたことができるようになったことを楽しめています。純粋にバドミントンを楽しむことができているのは今の自分のいいところかなと思います。
今回、中学生や高校生と練習して、この1週間で自分も強くなれたかな、高校生・中学生と高め合えたかなと思います。僕が同じ年の頃よりも彼らの方が強いと思うし、見ていてすごくうらやましいなと思うこともある。可能性は無限大だと思います。
彼らにアドバイスするとしたら、“この練習きつからやりたくないな”“今日は疲れているから…”と思うときも僕自身もあるのですが、そういったときにいかに頑張れるか。そういうときに頑張れば頑張るほど、ライバルと差をつけることができると思うので、そういうときこそ頑張ってもらいたいなと言いたいですね」
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構成/バドミントン・マガジン編集部