7月26日(日)、奥原希望がブランドアンバサダーを務めるミズノの公式ユーチューブにてオンラインファンイベントを行なった。
このオンラインイベントでは、奥原が小学生10名とオンライン上で直接質疑応答をする様子を公開。小学生たちのバドミントンに関するさまざまな質問や悩みに対し、奥原が自身の経験や考えをふまえて、アドバイスを行なった。
小学生からは、実戦的な質問が次々と投げかけられ、それらに奥原は具体的に回答。「どのように相手のショットを読んでいるか」という質問には、「それまで、相手にやられたことをよく覚えておくようにする。自分がやられたショットは、相手の得意ショット。それを警戒して、ラリーの中で、“そろそろ来るかな”と考えるようにする」と、バドミントン界随一の頭脳派ならではの回答だった。
また、どの中学に進むかという進路で悩んでいるという小学生に対しては、「私自身、強豪校に行くことで、自分が強くなるというイメージがなかった。環境や指導者の教え方といった条件を見て、自分が強くなる環境を選ぶことが大事。正解はないけれど、そのあとの自分の行動で、自分の選択を正解にしていけばいいと思う」と、奥原らしい含蓄のあるアドバイスを送っていた。
「どんなラケットを選べばいいですか?」という質問に対しては、「自分のフィーリングが大事。また、攻撃したいのか、守備が得意なのかなどプレースタイルによっても合うラケットは違うと思うので、実際に振ってみたり、打ってみて、自分の感覚がいいものを使ってほしい」と奥原。ちなみに、ホールド感などを求めている奥原は、ミズノの「ALTIUS 01 FEEL(アルティウス 01 フィール)」を使用。今回のオンラインイベントでは、このサイン入りラケットが視聴者3名にプレゼントされた。
オンラインイベントの最後には、参加した小学生たちに対して、「試合がなく、刺激のない毎日かもしれないけれど、目的を持って頑張ることで、日々成長できる。それを積み重ねていくことが、周りとの差になる。練習はやった分だけ成長できる」とエール。自身についても「今の課題を克服して、試合があるときには、最後に試合をした全英オープンのときよりいいパフォーマンスができるように頑張りたい」と語った。
取材・文/バドミントン・マガジン編集部