2月13日に開催されたアジア団体選手権(フィリピン・マニラ)は大会3日目が行なわれ、日本は第1シードの女子が予選リーグ・グループWでマレーシアと対戦した。
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前日に行なわれた日本男子は、タイに1−4で敗戦。日本として悪い流れを断ち切りたい女子だったが、マレーシアに苦戦する。第1シングルスに登場した山口茜は、世界ランク31位のソニア・チアにファイナルゲーム18本で黒星。第1ダブルスの福島由紀/廣田彩花、そして第2シングルスの髙橋沙也加が2−0のストレートで白星を奪い返し、日本は2−1と逆転に成功した。
勝てば日本の勝利が決まる第2ダブルスは、今季A代表として団体戦初選出された志田千陽/松山奈未が登場。世界ランクで下位ペアに対し、第1ゲームを志田/松山が制したものの、第2ゲームは18-21で取られファイナルゲームに突入した。その最終ゲームは、5−7とリードを許した日本ペアだったが、ここから8連続ポイント。後半、相手の追い上げを振り切った志田/松山が、21-16で勝利をつかんだ。
これにより、3つ目の白星を手にした日本の勝利を確定。しかし、最後の第3シングルス・大堀彩は0−2で苦杯を喫したため、最終結果は日本の3−2での勝利となった。連覇をねらう日本女子は完勝とはならなかったが、1位通過での決勝トーナメント・準々決勝進出が決まった。
リーグ戦後、決勝トーナメントの組み合わせが決定。日本女子はグループY2位のインドネシアと準々決勝で激突。2位通過だった男子は、グループC1位の台湾との勝負が決まった。
日本の結果、各リーグの結果、準々決勝の組み合わせは以下の通り
【女子】
▼グループW
日本(1勝)3−2 マレーシア(1敗)
WS1山口茜●1〔16−21、21−13、18−21〕②ソニア・チア127分
WD1福島由紀/廣田彩花②〔21−11、21−15〕0●チョウMK/リーMY35分
WS2髙橋沙也加②〔21−18、21−12〕0●ゴー・ジンウェイ35分
WD2志田千陽/松山奈未②〔21−15、18−21、21−16〕1●タンPKL/ムラリタラン58分
WS3大堀彩●0〔14−21、13−21〕②キソナ・サルバドライ35分
■準々決勝・組み合わせ
【男子】
インドネシア(A組1位) ― フィリピン(C組2位)
タイ(D組1位) ― インド(B組2位)
マレーシア(B組1位) ― 韓国(A組2位)
台湾(C組1位) ― 日本(D組2位)
【女子】
日本(W組1位) ― インドネシア(Y組2位)
台湾(Z組1位) ― マレーシア(W組2位)
タイ(Y組1位)― カザフスタン(X組2位)
韓国(X組1位) ― シンガポール(Z組2位)
■リーグ戦結果
【男子】
▼グループA
インドネシア(1勝)4−1 韓国(1敗)
順位:①インドネシア②韓国
▼グループB
インド(1勝)4−1 カザフスタン(1敗)
マレーシア(1勝)5−0 カザフスタン(2敗)
マレーシア(2勝)4―1 インド(1勝1敗)
順位:①マレーシア②インド③カザフスタン
▼グループC
台湾(1勝)5−0 フィリピン(1敗)
フィリピン(1勝1敗)3−2 シンガポール(1敗)
台湾(2勝)4−1 シンガポール(2敗)
順位:①台湾②フィリピン③シンガポール
▼グループD
タイ(1勝)4−1 日本(1敗)
順位:①タイ②日本
【女子】
▼グループW
日本(1勝)3−2マレーシア(1敗)
順位:①日本②マレーシア
▼グループX
韓国(1勝)5−0カザフスタン(1敗)
順位:①韓国②カザフスタン
▼グループY
タイ(1勝)5−0フィリピン(1敗)
インドネシア(1勝)5−0フィリピン(2敗)
タイ(2勝)3−2インドネシア(1勝1敗)
順位:①タイ②インドネシア③フィリピン
▼グループZ
台湾(1勝)3−2シンガポール(1敗)
順位:①台湾②シンガポール
文/バドミントン・マガジン編集部