1月31日、男子シングルス日本代表の桃田賢斗が所属するNTT東日本が、2月3日から9日まで行なわれる日本代表合宿に、マレーシアでの交通事故による負傷で静養していた桃田が参加することを発表した。桃田本人のコメントは以下の通り。
「応援いただいているファンの皆様、ご関係者の皆様、この度は多くのご心配をおかけしましたが、退院後2週間ほどの静養を経て、2月3日からの日本代表合宿より練習を再開することになりました。
しばらく競技を離れておりましたので、まずはコンディションを整えることを優先し、その後、少しずつ試合復帰を見据えていければと考えています。一日も早く皆様の前でプレーし感謝の気持ちを表現できるよう、まずは一生懸命練習を頑張ります。今後とも応援いただけると幸いです」
これに合わせて、日本代表ヘッドコーチの朴柱奉(パク・ジュボン)氏も、以下のコメントを寄せている。
「2月3日から始まる、日本代表の強化合宿に予定通り参加できることになり、本当によかったです。無理をせずケガの回復状況を見ながら頑張って練習に取り組み、いまのターゲットである全英OPに向けて準備していきます。引き続き、日本代表チームへのご声援よろしくお願いいたします」
全英OPが復帰初戦に
桃田は1月12日に行なわれたBWFワールドツアー・マレーシアマスターズ(クアラルンプール/Super500)で優勝した翌13日早朝、帰国のためクアラルンプール国際空港に移動する途中で交通事故に遭い、全身打撲や顔などに裂傷を負っていた。1月15日に帰国した桃田は、都内の病院で精密検査を行ない「身体面に異常なし」という診断を受け、1月17日に退院。その後、心身の回復のため静養することを、NTT東日本を通してコメントしていた。
復帰に関するスケジュールは未定だったものの、その後、会見を行なった朴柱奉ヘッドコーチが「次の遠征に関しては、3月の全英OPを目標として考えている」とコメントし、桃田本人のコンディションによっては2月3日の代表合宿の招集を検討していることも話していた。
代表合宿への参加を表明した桃田だが、2月11日に開幕するアジア団体選手権(フィリピン・マニラ)の出場メンバーには選出されておらず、その後は2月20日から29日まで行なわれるドイツOP(Super300/3月3日開幕)・全英OP(Super1000/3月11日開幕)に向けた合宿に参加する見通し。また、桃田はドイツOPの出場を見送ったことから、3月11日から15日にまで開催される全英OPが復帰初戦となる予定だ。
1月13日/交通事故に関するニュースはこちら
1月17日/帰国後、桃田のコメントはこちら
1月20日/朴柱奉HC、中西コーチ会見
文/バドミントン・マガジン編集部