9月11日に開催されたヨネックスOPジャパン(東京体育館・SS)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。ここでは、注目カードをピックアップし、各選手の試合後のコメントを紹介しよう。
【女子シングルス】
王適嫻(中国)②〔13−21、21−19、21−15〕1●キャロリーナ・マリーン(スペイン)73分
世界選手権2連覇のマリーンは中国3強の一人・王適嫻と対戦。マリーンは連日ファイナルゲームが続いていたが、この日も3ゲームにもつれる展開に。マリーンのスピードが落ちたところを見逃さなかった王適嫻が抜け出して白星をつかんだ。
◇キャロリーナ・マリーンのコメント
「今日は疲れていて…気持ちを切り替えないといけないわね。体育館の風は特に何も感じていない。王適嫻に対してもやりづらさはないけど、今日は本当に疲れていたの。2ゲーム目からは集中が切れてしまった…」
【女子ダブルス】
リターユール/ペデルセン(デンマーク)②〔21−19、21−17〕0●マヘスワリ/ポリイ(インドネシア)47分
世界選手権2位のデンマークペアと、同じく4強のインドネシアペアが激突。序盤から続く好ラリーの勝負をデンマークペアが制し、準決勝進出を決めた。明日は日本の松尾静香/内藤真実と対戦する。
◇ペデルセンのコメント
「(今日の相手とは)過去に4〜5回ほど負けているし、前回も非常に僅差で勝利を逃しました。だから、最後のネットインは本当にラッキーという気持ちです。今回はコートを広く使って戦えたことが勝因だったと思います」
◇リターユールのコメント
「過去の試合では接戦だったので、いろいろと考えて戦いました。今回はその作戦が非常にうまくいったなと思います。このアリーナではシャトルが遅く感じるので、いつも強い球を打つのではなく、高い球も織り交ぜて打つなど、コートを広く使うのが作戦でした」
【男子ダブルス】
傅海峰/張楠(中国)②〔21−9、21−18〕0●セティアワン/アッサン(インドネシア)28分
世界王者のセティアワン/アッサンと中国の強豪・傅海峰/張楠が激突。1ゲームを9点で制した中国ペアが、2ゲーム追随する世界王者を振り切って勝利。明日は日本の早川賢一/遠藤大由と対戦する。
◇傅海峰のコメント
「ペアを組んで2年になりますが、どんどんコンビネーションがよくなってきている。SS優勝はまだありませんが、2位はありますし、優勝をねらえる状態にあると思います。明日の試合は、どちらのペアとも以前対戦したことがあるので、とにかく今は早めに戻って身体を休めたいですね」
◇張楠のコメント
「今回は相手が世界チャンピオンだったので、十分準備をしてきたというのが功を奏しました。いまは攻撃面も守備面もベストの状態に来ていると思います。これをキープして、この後の試合もいい状態で臨めるように頑張りたいと思います」