11月19日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。前週に行なわれた香港OPの結果などが反映され、順位に変動があった。
【男子シングルス】
桃田賢斗(上写真)が11万ポイント超えで首位を独走。前週の香港OP(Super500)欠場の影響はまったくない。8万ポイント台で周天成(台湾/チョウ・ティエンチェン)が続き、3〜7位は7万ポイント台でひしめき合う。10位までの順位は先週と同じだ。
日本勢2番手は、14位の常山幹太。同チームの先輩、西本拳太が3ランクダウンの15位に後退し、初めて2番手に浮上した。東京五輪出場権をかけた熾(し)烈な戦いが、しばらく続きそうだ。
日本勢4番手は渡邉航貴(42位)、5番手は3ランクアップの奈良岡功大(47位)。順位もポイント差も詰まってきており、2024年パリ五輪をめざす若手の争いにも注目したい。
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【女子シングルス】
戴資穎(台湾/タイ・ツーイン/上写真)の首位は変わらず。奥原希望が1ランクダウンで3位となり、陳雨菲(中国/チェン・ユーフェイ)が2位に浮上した。1位の戴資穎とのポイント差は210と、いつ逆転してもおかしくない状況に。奥原と、4位につける山口茜のポイント差も336と僅差だ。
日本勢3番手の髙橋沙也加は、1ランクアップの13位。4番手の大堀彩は20位をキープ。ともにねばりながら、順位を上げていきたい。若手に目を移すと、髙橋明日香が17ランクアップの62位、水井ひらりが11ランクアップの65位。下位大会でのポイントを加え、一気に順位を上げてきた。仁平菜月も15ランクアップの81位と順位を上げ、ポイント差も詰めてきている。ふたば未来学園高校(旧・富岡高校)出身で、それぞれ3年生の夏にインターハイを制している3人が、パリ五輪に向けて力をたくわえている。
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文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO