【S/Jリーグ2019】日立情報通信E、NTT東日本が3連勝で各ブロックの暫定首位に!<男子>

11月10日に開催された『JTB S/Jリーグ2019』は、岩手・花巻市と愛知・刈谷市の2会場で行なわれた。この日は11月2・3日の開幕戦(北海道・札幌市)で好スタートをきったチームが、その勢いを継続させて白星をつかんだ。ここでは、男子のダイジェストを紹介しよう。

【花巻大会・Sブロック】

開幕節(北海道・札幌市/11月2・3日)で2連勝を飾った日立情報通信エンジニアリングは、2連敗と苦しいスタートをきった金沢学院クラブと対戦した。日立は第1ダブルスに起用したエースの竹内義憲(上写真・左)/松居圭一郎が、金沢学院の日光凌/西方優馬を9本、12本で退けて先制。この流れのまま一気に勝負をつけたかった日立だが、その前に立ちはだかったのが夏に日本ユニシスから金沢学院に移籍した坂井一将。坂井は日立の小本翔太とのファイナル勝負を9本に抑えて勝利。チームの成績を1−1のタイに戻した。

金沢学院クラブのエース・坂井一将が2−1で勝利

チームの白星が第2ダブルスに託されると、この重要な場面で第1ゲームを制したのが日立・高野将斗/玉手勝輝。しかし、3連敗を避けたい金沢学院の荒井大輝/中田政秀も意地をみせ、第2ゲームを21-19で奪い返して最終ゲームに持ち込んだ。互いに譲れない勝負、貴重は勝利をつかんだのは日立の高野/玉手。最後は21-18で振り切り、日立情報通信Eが開幕から3連勝。Sブロックで暫定首位に立った。

3連勝を飾った日立情報通信エンジニアリング

▼岩手・花巻市

日立情報通信エンジニアリング(3勝)2−1金沢学院クラブ(2敗)

竹内義憲/松居圭一郎②〔21−9、21−12〕0●日光凌/西方優馬

小本翔太●1〔21−14、14−21、9−21〕②坂井一将

高野将斗/玉手勝輝②〔21−14、19−21、21−18〕1●荒井大輝/中田政秀

接戦をモノにした日立情報通信Eの高野将斗(右)/玉手勝輝
今季初勝利をねらった金沢学院クラブだったが、第2ダブルスの荒井大輝(右)/中田政秀はファイナル勝負で惜敗。チームの白星はつかめなかった

【刈谷大会・Jブロック】

地元愛知で今季初白星をねらったジェイテクトが、開幕2連勝中のNTT東日本を迎えた一戦。NTT東日本は、福州中国OP(Super750)参戦中のエース・桃田賢斗を欠くメンバー構成だったが、総合力の高さを発揮してこの状況を乗り切る。

先制したのはNTT東日本の第1ダブルス・古賀輝/齋藤太一。ジェイテクトの市川和洋/馬屋原大樹を相手に、第1ゲーム10本、第2ゲームも19本で振り切りると、続くシングルスの古賀穂もその流れを引き継いで奮起。ジェイテクトの松村健太が第1ゲームを21-18で奪い意地を見せたが、古賀穂は続く第2ゲームを取り返し、最終ゲームも21-11で勝利。2−0としたNTT東日本がチームの勝利を確定させると、第2ダブルスの星野翔平/西川裕次郎も、ファイナル勝負にもつれた戦いを制して、チームは3−0のストレート勝ち。NTT東日本が3連勝を飾り、Jブロックで暫定首位に立っている。

▼愛知・刈谷市

NTT東日本(3勝)3−0ジェイテクト(2敗)

古賀輝/齋藤太一②〔21−10、21−19〕0●市川和洋/馬屋原大樹

古賀②〔18−21、21−16、21−11〕1●松村健太

星野翔平/西川裕次郎②〔20−22、21−16、21−11〕1●小林晃/宮嶋航太郎

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/井出秀人(花巻大会)

投稿日:2019/11/10

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