8月25日に開催された第25回世界選手権(スイス・バーゼル)最終日は、各種目の決勝戦が行なわれた。世界の頂点をめざす日本代表選手らが、世界一をかけて熱戦を展開。ここでは、戦いを終えた選手たちの試合後のコメントを紹介しよう。
レポート・コメント・フォトギャラリーはこちら
MD:保木卓朗/小林優吾(手前)
決勝戦:セティアワン/アッサン(インドネシア)に23−25、21−9、15−21の1−2で敗戦も、初の決勝進出で銀メダルを獲得
保木 今日の相手には、インドネシアOPの時にもファイナルゲームで負けましたが、今回は1ゲーム目を先に取られる展開。トータルでみたら、そこが勝負所だったかなと感じています。競った場面で相手よりミスが多かったことが、これからの大きな課題です。
2戦ともファイナルゲームで負けて、もったいない試合になりましたが、あのレジェンドペアにも自分たちの攻撃は通用していたので、今後も自分たちの攻撃スタイルをしっかりと出していけば、チャンスは広がると感じています。
(五輪レースで大きなポイントを獲得したが?)世界選手権は、レースの中で一番大きなポイントを稼げる大会。意識してメダルを取りにいこうと話していたので、ホッとしています。でも、この1回だけでは五輪はまだ無理。こういうパフォーマンスをコンスタントに出せないと、東京五輪は見えてきません。また中国OP、韓国OPと連戦になりますし、中国OPはSuper1000の大会でとても大事。ベストパフォーマンスを出せるように調整したいです。
小林 今大会は、“メダルを取りにいこう”といって頑張ってきたので、決勝戦は悔しかったですが、結果としてはよかったと思います。アタックやレシーブに関しては、相手と変わらないショットを打てていたと思います。
ただ、つなぎ球のクオリティーなど細かいところは、相手の方が断然、上でした。同じクオリティーを出すことができずに、最後はミスが出て負けてしまいました。あの2人のような、ミスのない試合をめざしていきたいです。
取材・構成/平野貴也
写真/BADMINTONPHOTO
2018年大会の記事はこちら
MS=男子シングルス、WS=女子シングルス、MD=男子ダブルス、WD=女子ダブルス、XD=混合ダブルス