7月23日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。前週のインドネシアOP(Super1000)のポイントが加算され、上位陣に順位とポイントの変動があった。
【男子ダブルス】
インドネシアOP優勝のギデオン(手前)/スカムルヨ(インドネシア)が、10万ポイント超えで1位を独走。2位の李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン/中国)、3位の園田啓悟/嘉村健士、そして4位のセティアワン/アッサン(インドネシア)までが8万ポイント台でトップのギデオン/スカムルヨの後を追っている。日本勢2番手の遠藤大由/渡辺勇大が1ランクアップして、5位に食い込んできた。
日本勢3番手は、インドネシアOPベスト4の保木卓朗/小林優吾。3ランクアップの12位と、トップ10入りが見えてきた。4番手の井上拓斗/金子祐樹は1ランクダウンの18位。ここから順位を落とさないために、タイOPでの巻き返しに期待したい。
6番手争いは、ロシアOP準優勝の竹内義憲/松居圭一郎が5ランクアップの43位に浮上。小野寺雅之/岡村洋輝(46位)を逆転したが、その差はわずか460ポイントだ。
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【女子ダブルス】
インドネシアOP優勝の福島由紀(写真左)/廣田彩花が1位に返り咲き。松本麻佑/永原和可那を、わずか319ポイント上回った。インドネシアOP準優勝の髙橋礼華/松友美佐紀は、一つ順位を上げて3位に浮上。日本勢が1〜3位を独占し、陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)が続いている。
日本勢4番手の米元小春/田中志穂も2ランクアップの8位となり、一桁順位に復活。5番手の志田千陽/松山奈未(12位)との差を広げている。また、ロシアOP(Super100)準優勝の加藤美幸/柏原みきが、10ランクアップの51位に浮上した。
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【混合ダブルス】
中国の鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)が11万ポイント超えで首位を独走。王懿律(ワン・イーリュ)/黄東萍(ファン・ドンピン)とのワンツーは揺るがず、渡辺勇大(写真右)/東野有紗は3位をキープしている。4位以下も変わらず、タイのデチャポル/サプシリー、マレーシアのチャンPS/ゴーLY(マレーシア)が続いている。
日本勢2番手の保木卓朗/永原和可那は、2ランクダウンの22位。3番手につける権藤公平/栗原文音が一つ順位を上げて23位となり、ポイント差も詰めてきた。混合ダブルス専任ペアの権藤/栗原は、東京五輪出場に向けて着実にポイントを重ねていきたい。
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文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO