７月23日より開幕したダイハツ・ヨネックスジャパンOP（東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ／Super750）。大会２日目の７月24日は、各種目１回戦の残りカードが行なわれた。ここでは、２回戦進出を決めた女子ダブルスの福島由紀／廣田彩花、髙橋礼華／松友美佐紀、混合ダブルスの渡辺勇大／東野有紗のコメントを紹介する。

福島由紀（左）／廣田彩花（アメリカンベイプ岐阜）
結果：ボロトワ／デフレトワ（ロシア）に２－０で勝利し、２回戦進出

福島「インドネシアOPで優勝できましたが、ジャパンOPは気持ちを切り替えて、優勝するという気持ちで入っています。今日の初戦は、いい形でできた部分もありましたし、１ゲーム目にミスが出ても修正して、２ゲーム目をしっかり取れたのもよかったと思います。インドネシアでは、長いラリーでも我慢しながら自分たちの攻撃の形を作れたのがよかったので、そのイメージを残しながら今大会も戦っていきたいです。私たちの最終的な目標は、オリンピックで金メダルを取ること。ジャパンOPも一戦一戦を大事にしながらやっていきたいです」

廣田「今大会は一試合一試合、２人でチャレンジしていこうと思って入っています。インドネシアは風のある体育館でしたが、そこにもしっかり対応できていたし、自分たちのレシーブから攻めにもっていくことができました。ローテーションや、スピードを上げるところなどが、すごくよかったかなと思うので、そういうイメージを残して今大会に臨めたらと。初戦から自分たちらしい攻撃も出せたので、いい形で明日につながる試合ができたんじゃないかと思います」

髙橋礼華（右）／松友美佐紀（日本ユニシス）
結果：バーチ／スミス（イングランド）に２－０で勝利し、2回戦進出

髙橋「先週のインドネシアでは体調が悪くなってしまって、まさか決勝までいけると思わなかったのですが、いい具合に力が抜けていたと思います。監督にも、レシーブがすごくいいねといわれました。パワーのある相手に対しても、レシーブ場面でやられたところが少なかったかなと感じています。回復具合はバッチリとはいえないけど、大丈夫です。初戦としては、まずは体育館の雰囲気をしっかりつかむことができたのでよかったです。（今日で東京五輪開幕まで１年ですが）ほかの競技を見ていても、２連覇するのは簡単なことではないと感じていますが、１年後、この場に立って連覇できたらと思います」

松友「（いまの体調について）元気です。インドネシアOPでは、レシーブもそうですけど、自分たちのリズムだったり、プレーが出せれば、いい試合ができるというのはよかった部分だと思います。今後もそういうものを積み重ねていけたらと思いますし、（東京五輪に向かって）毎日毎日を本当に無駄にしないようにやっていきたい。どれだけ準備していけるかだと思うので、２人で一つ一つやっていきたいです」

渡辺勇大（右）／東野有紗（日本ユニシス）
結果：徐承宰／蔡侑玎（韓国）に２－０で勝利し、２回戦進出

東野「インドネシアOPは大会前の合宿中に前回と同じ右足首をひねってしまって、１回戦を棄権という形になりました。この１週間、少しずつリハビリなどを続けて、もう大丈夫な状態になってきています。今回の１回戦を、すごく楽しみにしていました。出たい気持ちが強かったので、本当に勝ちたい気持ちが強くて、楽しくプレーできた。ファンの皆さんもすごく応援してくれて、それが力になって、今日勝つことができたと思います」

渡辺「１週間くらい同じコートに立ってプレーしていなかったので、その部分で何か少し忘れていることとか、落としちゃっていることがあるかなと思いましたが、まったくなくて、スムーズにプレーすることができました。難しいゲームだったけど、いいローテーションができましたし、声をかけ合いながら最後までリズムを崩すことなく試合を進めることができたので、すごくいい試合ができたなという印象です」

取材・文／バドミントン・マガジン編集部
写真／菅原 淳