【ジャパンOP】桃田、奥原らが初戦突破!常山はリオ五輪王者を撃破!<S750>

7月23日にBWFワールドツアー・ダイハツ・ヨネックスジャパンOP(東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ/Super750)が開幕した。大会初日は各種目1回戦の半分が行なわれ、日本代表選手も登場。会場に詰めかけた日本のファンの前で、海外の強豪選手たちと熱戦を繰り広げている。

初日のコメントその1その2

日本代表3選手が、大会初日のコートに立った男子シングルス。世界ランク1位で前回王者の桃田賢斗(写真)は、デンマークのH・K・S・ヴィテンフス(デンマーク)と対戦。ねばり強いプレースタイルの相手に対し、第1ゲームを17本で奪った桃田。第2ゲームも前半こそ10-6とリードしたものの、中盤以降は桃田の攻撃をしぶとく拾い続けるヴィテンフスに苦戦。10オールとされてからはお互いの執念がプレーに表れ、取っては取られ大激戦となった。スコアも離れず試合が進むと「17オールになったときには、しっかり押していこうと思った」という桃田が、先に20-19でマッチポイント。諦めないヴィテンフスもなんとか同点に持ちこんだものの、最後は「2連覇をねらう気持ちで挑んでいる」という前回王者が2連続ポイントをつかみ、22-20で勝利。連覇に向けて、桃田が白星スタートをきった。

世界ランク17位の常山幹太(写真左)は、2016年リオ五輪金メダリスト・諶龍(チェン・ロン/中国)を2−0で下して金星をゲットした。「球のコントロールや上からのショットのキレがよかった」と本人が話すように、第1ゲームは常山が先取。第2ゲームの序盤こそ相手に点差を広げられたものの、持ち前のねばり強いラリーで12オールにすると、その後は7連続得点などで引き離して勝利。格上に強さを発揮する“らしさ”を見せた常山も、2回戦に進出している。なお、世界ランク11位の西本拳太は、インドのサイ・プラニース・B.に0−2で敗れ、悔しい初戦敗退となった。

そのほか、女子シングルスは奥原希望(写真)が川上紗恵奈との日本人対決を制して2回戦へ。男子ダブルスの遠藤大由/渡辺勇大、女子ダブルスの松本麻佑/永原和可那もそれぞれ初戦を突破している。米元小春/田中志穂と志田千陽/松山奈未の対決は、志田/松山に軍配があがった。

また海外の注目選手では、女子シングルスの世界ランク1位・戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)や男子ダブルスの李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン/中国)らが勝利し、2回戦進出を決めている。

7年前に同大会優勝を果たしている戴資穎(台湾)が白星発進
東京五輪のメダル候補である李俊慧(左)/劉雨辰(中国)が快勝。3年ぶりの優勝に好スタートをきった

日本選手の結果、24日の対戦カードは以下の通り。

【男子シングルス】

▼1回戦(7月23日)

桃田賢斗②〔21−17、22−20〕0●H・K・S・ヴィテンフス(デンマーク)55分

西本拳太●0〔17−21、13−21〕②サイ・プラニースB.(インド)42分

常山幹太②〔21−14、21−17〕0●諶龍(中国)52分

【女子シングルス】

▼1回戦(7月23日)

奥原希望②〔21−9、21−17〕0●川上紗恵奈40分

髙橋沙也加●1〔18−21、21−6、13−21〕②ミア・ブリックフェルト(デンマーク)

▼1回戦(7月24日)

山口茜 − エフゲニア・コセツカヤ(ロシア)

大堀彩 − カースティ・ギルモア(スコットランド)

【男子ダブルス】

▼1回戦(7月23日)

遠藤大由/渡辺勇大②〔21−7、22−20〕0●廖敏竣/蘇敬恒(台湾)45分

日本のS/Jリーグでもプレーする台湾ペアに2−0で勝利を飾った遠藤大由(右)/渡辺勇大

▼1回戦(7月24日)

園田啓悟/嘉村健士 − アリフ/アズリン(マレーシア)

井上拓斗/金子祐樹 − 王齊麟/李洋(台湾)

保木卓朗/小林優吾 − 張楠/欧烜屹(中国)

【女子ダブルス】

▼1回戦(7月23日)

松本麻佑/永原和可那②〔21−11、21−18〕0●バーカー/スギアルト(インドネシア)39分

志田千陽/松山奈未②〔21−13、22−20〕0●米元小春/田中志穂

積極的に攻撃を仕掛けた志田千陽(右)/松山奈未が、A代表ペアに勝利

▼1回戦(7月24日)

髙橋礼華/松友美佐紀 − バーチ/スミス(イングランド)

福島由紀/廣田彩花 − ボロトワ/デフレトワ(ロシア)

櫻本絢子/髙畑祐紀子 − 張藝娜/金慧麟(韓国)

【混合ダブルス】

▼1回戦(7月23日)

権藤公平/栗原文音●0〔19−21、14−21〕②エリス/スミス(イングランド)42分

金子祐樹/松友美佐紀●1〔15−21、21−19、10−21〕②ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)49分

保木卓朗/永原和可那●0〔17−21、8−21〕②デチャポル/サプシリー(タイ)32分

▼1回戦(7月24日)

渡辺勇大/東野有紗 − 徐承宰/蔡侑玎(韓国)

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原 淳

投稿日:2019/07/23

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