4月29日に開幕した関西学生春季リーグ戦は、5月5日に関西大学千里山キャンパス中央体育館で、男女1〜3部リーグの最終戦が行なわれた。
関西学生リーグの1〜3部は、男女それぞれ8チームが参加し、まず4チームずつ2つのリーグに分かれて1次リーグを実施。その結果、1次リーグの1・2位チームが上位リーグへ、3・4位チームが下位リーグへと進み、最終的な順位を決定する。
男子1部の上位リーグには、龍谷大、立命館大、関西学院大、近畿大の4チームが進んだ。そして最終日は、この日まで全勝としていた龍谷大が関西学院大と対戦。勝てば文句なしの優勝となる龍谷大だったが、第1単の田中佑貴が関西学院大の戸内佑亮にストレートで敗れると、第2単こそ勝利したものの第1ダブルスでも敗れて1−2と関西学院大にリードを奪われる。同時進行していた近畿大vs立命館大の試合経過により、関西学院大に敗れてもあと1勝すればマッチ率で上回って優勝が決定する龍谷大。しかし、全勝優勝を果たそうとここから龍谷大が意地を見せる。第2ダブルスの中島拓哉/家壽多慶太が9本オールのストレート勝ちで勢いを付けると、第3シングルスの本田大樹も関西学院大の田中一成を17本、14本で振り切って龍谷大が逆転勝利。リーグ全勝での優勝を決めた。
女子1部は全勝同士の龍谷大と関西学院大が対戦。勝てば優勝となるこの試合、強さを見せたのは関西学生リーグ16季連続優勝中の龍谷大だった。龍谷大は第1シングルスで落司実瑠が村田瑞希に8本、15本でストレート勝ちを収めれば、第2シングルスの生木萌果もこの勢いを止めることなく上田麻未にストレート勝ち。そして最後は昨年のインカレ女子ダブルス3位・朝倉みなみ/斉藤ひかりのエースペアが、佐々木絢子/結城咲也子を第1・2ゲームとも11本に封じて完勝。龍谷大が春・秋を通じたリーグ連覇記録を「17」へと伸ばした。
【男子1部】
▼上位リーグ
優勝:龍谷大
2位:近畿大
3位:関西学院大
4位:立命館大
▼下位リーグ
1位:京都産業大
2位:同志社大
3位:関西大
4位:大阪成蹊大
【女子1部】
▼上位リーグ
優勝:龍谷大
2位:関西学院大
3位:立命館大
4位:京都産業大
▼下位リーグ
1位:同志社大
2位:武庫川女子大
3位:天理大
4位:神戸学院大
【男子2部】
▼上位リーグ
優勝:甲南大
2位:大阪体育大
3位:天理大
4位:大阪経済大
▼下位リーグ
1位:大阪教育大
2位:神戸学院大
3位:大阪産業大
【女子2部】
▼上位リーグ
優勝:関西大
2位:甲南大
3位:大阪体育大
4位:大阪産業大
▼下位リーグ
1位:大阪成蹊大
2位:滋賀短期大
3位:羽衣国際大
4位:大阪教育大
取材・文/吉井信行
写真/石井愛子