4月16日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。ワールドツアーの上位大会が組まれたアジア3連戦、インドOP(Super500)、マレーシアOP(S750)、シンガポールOP(S500)を終え、各種目にも順位とポイントに変動があった。ここでは男女ダブルス、混合ダブルスの順位を紹介しよう。
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【男子ダブルス】
シンガポールOPベスト4のギデオン(左)/スカムルヨ(インドネシア)が、10万ポイント超えで1位を独走している。2位はマレーシアOP優勝、シンガポールOPベスト4の李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン/中国)が続き、日本の園田啓悟/嘉村健士は、シンガポールOP優勝の9200ポイントを加えて3位をキープ。4位以下はセティアワン/アッサン、アルディアント/アルフィアンとインドネシアペアが続き、中国期待の若手ダブルス、韓呈愷(ハン・チェンカイ)/周昊東(ツォウ・ハオドン)が6位に位置している。
日本勢は遠藤大由/渡辺勇大が9位、井上拓斗/金子祐樹が11位で続き、4番手につけているのが保木卓朗/小林優吾。マレーシアOP、シンガポールOPと好調をキープし、2ランクアップの16位。井上/金子とのポイント差を詰めている。
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【女子ダブルス】
福島由紀/廣田彩花(写真左)、松本麻佑/永原和可那、髙橋礼華/松友美佐紀の1、2、3位は変わらなかったが、シンガポールOP優勝の9200ポイントを加えた松本/永原が、首位の福島/廣田との差を詰め、3位の髙橋/松友との差を広げている。4位は中国の陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン)、5位はインドネシアのポリイ/ラハユ(インドネシア)と変わらなかった。日本勢4番手の米元小春/田中志穂は6位としている。
トップ20位内で激しく争うのが、櫻本絢子/髙畑祐紀子(12位)と志田千陽/松山奈未(13位)。櫻本/髙畑が一つ順位を落としたものの、ともに高い順位をキープしている。ともにB代表のため、出場できる上位大会は限られているが、結果を残して上位陣に食らいついていきたい。
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【混合ダブルス】
絶対王者・鄭思維(ツェン・シーウェイ/写真左)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン/中国)が11万ポイント超えで1位を独走。日本勢トップの渡辺勇大/東野有紗は、マレーシアOP、シンガポールOPと初戦負けで結果を残せなかったが、3位をキープしている。シンガポールOP優勝のデチャポル/サプシリー(タイ)は4位、チャンPS/ゴーLY(マレーシア)が5位で続いている。
日本勢2番手はミックス専門ペアの権藤公平/栗原文音。3ランクアップの25位としており、ここからさらに上をめざしたい。男女ダブルスA代表同士が組む保木卓朗/永原和可那は30位、金子祐樹/松友美佐紀は36位と続いている。
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文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO