【記者発表会3】「東京オリンピックをイメージしながら勝ちにこだわりたい」(東野)<ジャパンOP>

4月18日(木)、東京都内で「ダイハツ・ヨネックスジャパンオープン2019」の大会記者発表会が行なわれた。ここでは出場予定選手として会見に出席した渡辺勇大/東野有紗(日本ユニシス)のコメントを紹介する(※会見とその後に行なわれた囲み取材で構成)。

*桃田賢斗選手のコメントはこちら
*会見のレポート記事のこちら

――4月からオリンピックの選考レースが始まります。このジャパンオープンもそのレースの中の大会となるわけですが、レースにどのような気持ちで臨んでいきますか。

渡辺 オリンピックレースというのが、僕らにとっては初めての経験で、正直、まだ実感がありません。どのように臨んでいくか明確ではありませんが、やっぱりコンスタントに成績を残さないと、難しい戦いになってしまうと思う。僕らとしてはもちろん勝ちたい大会はたくさんありますけど、一つひとつを大事に戦っていくことでオリンピックが見えてくると考えているので、目の前の試合をただ全力で、あきらめずにやるだけだと思っています。

東野 私たちは今回が初めてのオリンピックレースなので、一戦一戦、優勝するという気持ちで、オリンピックに向けて準備していけたらと思います。

――オリンピックのちょうど1年前、同じ会場で、世界の強豪が集まる大会となる。どういったイメージを持って戦いたいか教えてください。

渡辺 会場が同じといってもオリンピックは雰囲気も違うだろうし、緊張の仕方も違うと思うので、できるだけ自分の状態としてはいつも通りに入りたい。もしかしたら、風の向きとかはオリンピックのときも同じという可能性もあるので、そのへんを意識して戦えればいいですが、まずは勝ちにこだわるのが大事かなと思います。

東野 風の向きや雰囲気をしっかり感じ取って、東京オリンピックをイメージしながら、しっかり勝ちにこだわっていきたいです。

――オリンピックレースも始まり、今大会も負けられない戦いだと思うが、日ごろから行なっている勝つための取り組みやジンクスなどがあれば。落ちているゴミを拾うとか、ささいなことでも構いません。

東野 勝つためにということではないですが、私、けっこう人間観察が好きで、道を歩いていてもいろんな人たちを見てしまうのですが、そういうときに「この人たちにいいことがありますように」といつも思って生きています(笑)。そういうことを考えていたら、自分にもいいことがあるんじゃないかなと思って(笑)、まずは周りの人たちが幸せになることを願っています。

渡辺 まず、落ちているゴミは絶対に拾います(笑)。特別何かをやっているということはありませんが、ただ与えられた練習や環境に対して、いつも100%で自分の状態を作り上げていくことは意識しています。それを積み重ねていくことによって試合の中での質や、あきらめずに戦いきれることにつながると思っています。練習の中でしか培えない部分が多くあるので、余力を残さず、いつも100%出し切るということは意識して頑張っています。

――あらためて、大会の抱負をお願いします。

渡辺 前回大会で3位という結果で、僕自身は優勝したい大会の一つでもありますし、たくさんの応援を受けられる、選手としてやりやすい大会だと思うので、今大会は自信を持って大会に臨んで、優勝を勝ち取れるように頑張っていきたいと思っています。僕の地元でもある東京での大会になるので、期待やプレッシャーを力に変えて、最後まであきらめずにプレーしたいと思うので、応援をよろしくお願いします。

東野 昨年は3位で、すごく悔しい気持ちで終わってしまったんですけど、今年は皆さんの応援を力に、優勝という結果を残せたらいいと思っています。本当に、ジャパンオープンではいつも日本のファンの皆さんの応援が温かいので、今年も力に変えて頑張ります。

 

取材・構成・写真/バドミントン・マガジン編集部

投稿日:2019/04/18

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