「第47回全国高校選抜大会」が茨城県ひたちなか市で開幕。大会初日となった24日は、笠松運動公園体育館で男子団体、ひたちなか市総合体育館で女子団体の1~3回戦が行なわれ、それぞれベスト8が出そろった。ここでは、女子団体のダイジェストをお伝えしよう。
【女子団体ダイジェスト】
序盤から波乱含みとなった女子団体。第1〜4シードのなかでは、昨年のインターハイ王者・ふたば未来学園(福島)が、諫早商(長崎)との初戦から第3単までもつれるなど苦戦。ふたば未来は、この試合を3-2で競り勝つと、続く3回戦で金沢向陽(石川)にも勝ってベスト8入りを決めた。この2試合を振り返って、「厳しい戦いでしたが、最終的に勝ち抜けたのはチーム力につながる」とは本多裕樹監督。「死に物狂いで戦って、やっと優勝が見えてくると思う。先を見ずに一つひとつ戦っていきます」(本多監督)。
また、この日一番の混戦となったのが左下のヤマだ。シード校の名経大市邨(愛知)が、初戦となった2回戦で甲斐清和(山梨)に1-3で敗戦。名経大市邨は昨年のインターハイで団体3位に入り、そのメンバーが多く残っていただけに悔しい初戦敗退となった。そして、その甲斐清和も、続く3回戦では八代白百合学園(熊本)に敗れてベスト8入りはならず。
一方で、第2シードの青森山田(青森)と春の連覇をめざす埼玉栄(埼玉)は、順調な勝ち上がりを見せて準々決勝進出。そのほかでは、3回戦で九州国際大付を破った地元・茨城代表の常総学院や、西武台千葉(千葉)を3-2で撃破した四天王寺(大阪)がベスト8入り。強豪の聖ウルスラ学院英智(宮城)と柳井商工(山口)も、翌日の準々決勝へとコマを進めている。
大会2日目の25日は、男女ともにひたちなか市総合体育館で、準々決勝から決勝戦が行なわれる。女子団体・準々決勝の対戦カードは以下の通り。試合開始時間はともに9時半の予定。
【女子団体・準々決勝対戦カード】
ふたば未来学園(福島) ― 四天王寺(大阪)
聖ウルスラ学院英智(宮城) ― 八代白百合学園(熊本)
埼玉栄(埼玉) ― 柳井商工(山口)
常総学院(茨城) ― 青森山田(青森)
◆女子団体初日(1回戦~3回戦)の結果はこちら
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取材・文/吉井信行