2月10日に開催された『JTB S/Jリーグ2018』は、熊本県熊本市、秋田県秋田市で行なわれた。ここでは男子の結果をダイジェストでお伝えしよう。
【熊本大会・Jブロック】
9日の三菱自動車京都戦で2−1の勝利を飾った日本ユニシスは、1勝2敗の東北マークスと対戦した。前日に続き第1ダブルスに起用されたのは、エースの遠藤大由(手前)/渡辺勇大。東北マークスの大田圭祐/伊佐勇希を11本、7本に抑えて先制ポイントをつかむと、シングルスはベテランの上田拓馬が登場。マークスの内定選手・澁谷勇希(明治大)を第1ゲーム12本、第2ゲームはデュースとなった勝負を22-20で制し、チームの白星に貢献した。
第2ダブルスで待ち構えていた井上拓斗/金子祐樹も2−0で勝利を飾り、日本ユニシスが3勝目を手中に。この勝利でJブロック2位以内を確定させ、TOP4(埼玉県さいたま市)の出場権を獲得している。
▼Jブロック(熊本県立総合体育館)
日本ユニシス(3勝1敗)3−0東北マークス(1勝3敗)
遠藤大由/渡辺勇大②〔21−11、21−7〕0●大田圭祐/伊佐勇希
上田拓馬②〔21−12、22−20〕0●澁谷勇希
井上拓斗/金子祐樹②〔21−18、21−11〕0●鈴木太裕/三浦光將
◆Jブロック勝敗
NTT東日本(3勝0敗)
日本ユニシス(3勝1敗)
三菱自動車京都(2勝2敗)
東北マークス(1勝3敗)
金沢学院クラブ(0勝3敗)
【秋田大会・Sブロック】
1勝2敗同士の対決となったJTEKTとJR北海道の対戦。勝負所となった第1ダブルスを制したのは、JTEKTの市川和洋/馬屋原大樹(内定選手/日本体育大)だ。S/Jリーグの経験が豊富な東野圭悟/渡部大に対して第1ゲーム21-18本で奪うと、続く第2ゲームは21-12。若手2人が2−0で勝利をつかみ、JTEKTがJR北海道にプレッシャーをかける。
そのまま連勝といきたかったJTEKTだが、シングルスはJR北海道の塚本光希が、ファイナル勝負となった最後を25-23で競り勝ち1−1のイーブンに戻した。勝利の行方は第2ダブルスに託されると、接戦となった試合を切り抜けたのが、JTEKTの尾野拓郎/北林悠。JR北海道の内定選手・中峰信太朗(日本体育大)/武石優斗(明治大)と最終ゲームまでもつれた試合を、最後は21-18で勝利。今季S/Jリーグ初参戦のJTEKTが、2つ目の白星をつかみとった。
▼Sブロック(秋田県立武道館)
JTEKT(2勝2敗)2−1JR北海道(1勝3敗)
市川和洋/馬屋原大樹②〔21−18、21−12〕0●東野圭悟/渡部大
松村健太●1〔22−20、12−21、23−25〕②塚本光希
尾野拓郎/北林 悠②〔23−21、14−21、21−18〕1●中峰信太朗/武石優斗
◆Sブロック勝敗
トナミ運輸(3勝0敗)
日立情報通信エンジニアリング(3勝0敗)
JTEKT(2勝2敗)
JR北海道(1勝3敗)
トリッキーパンダース(0勝4敗)
※2月10日時点
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/江見洋子(熊本大会)