2月3日に開催された『JTB S/Jリーグ2018』は、岩手県盛岡市、埼玉県草加市、山口県防府市の3会場で行なわれた。ここでは男子3試合の結果を、ダイジェストでお伝えしよう。
【盛岡大会・Jブロック】
開幕から2連勝のNTT東日本は、リーグ2連敗中の東北マークスと対戦。シングルスの桃田賢斗を温存したNTT東日本は、第1ダブルスに登場した星野翔平/西川裕次郎が、東北マークスの伊佐勇希/佐伯健人を2−0で制してチームを勢いづけると、シングルスに登場したNTT東日本・内定選手の古賀穂(早稲田大)が、マークスの菊地裕太をファイナル勝負の末に下して勝利。第2ダブルスは東北マークスの鈴木大裕/三浦光將が一矢報いたが、NTT東日本が2−1で東北マークスを抑えてリーグ3連勝を飾った。
NTT東日本(3勝)2−1 東北マークス(1勝2敗)
1D星野翔平/西川裕次郎②〔21−4、21−17〕0●伊佐勇希/佐伯健人
S 古賀穂②〔11−21、21−18、21−13〕1●菊地裕太
2D佐藤黎/古賀輝●1〔18−21、21−12、20−22〕②鈴木大裕/三浦光將
【草加大会・Jブロック】
2連敗中の金沢学院クラブは、今季初勝利をめざして三菱自動車京都と対戦した。第1ダブルスは、金沢学院クラブの荒井大輝/蘇敬恒が接戦をモノにしてシングルスにつなげるも、簡単には白星を譲れない三菱自動車京都は、エースの常山明良(写真)が2−0で勝利。1−1のタイに戻し、勝負の行方は第2ダブルスに持ち越される。連敗を避けたい金沢学院クラブだったが、第2ダブルスに登場した三菱自動車京都の疋田聖也/西谷春樹が、最終ゲームにもつれた戦いに勝利。逆転勝利を飾った三菱自動車京都が、今季2勝目を手にした。逆に敗れた金沢学院クラブは、リーグ3連敗。苦境に追い込まれたまま、次戦はJブロック暫定首位のNTT東日本(2月11日/高松大会)と対戦する。
三菱自動車京都(2勝1敗)2−1 金沢学院クラブ(0勝3敗)
1D林谷理貴/内田裕太郎●0〔18−21、20−22〕②荒井大輝/蘇敬恒
S 常山明良②〔21−8、21−14〕0●藤田遼
2D疋田聖也/西谷春樹②〔21−13、17−21、21−17〕1●中田政秀/川原祥人
【山口大会・Sブロック】
ともに連敗で苦しい戦いが続くJR北海道とトリッキーパンダース。勝って降格争いから抜け出したい両チームの戦いは、JR北海道が3−0で制した。第1ダブルスはJR北海道の東野圭悟/渡部大が、トリパンの井谷和弥/リャオ・ミンチュンを19本、19本で退けると、シングルスもJR北海道の塚本光希がファイナルゲーム12本で福田春樹を下して勝利。第2ダブルスもJR北海道の内定コンビ・中峰信太朗(日本体育大)/武石優斗(明治大)が2−0で白星をつかみ、トリパンを3−0で抑えたJR北海道が今季初勝利を飾った。トリパンはこの敗戦により4連敗。2月16日に行なわれる順位決定戦で、S/Jリーグ生き残りをかけた戦いに挑む。
JR北海道(1勝2敗)3−0 トリッキーパンダース(0勝4敗)
1D東野圭悟/渡部大②〔21−19、21−19〕0●井谷和弥/リャオ・ミンチュン
S 塚本光希②〔21−11、21−23、21−12〕1●福田春樹
2D中峰信太朗/武石優斗②〔21−17、21−18〕0●藤井一貴/米田健司
◆Sブロック勝敗
トナミ運輸(3勝0敗)
日立情報通信エンジニアリング(3勝0敗)
JTEKT(1勝2敗)
JR北海道(1勝2敗)
トリッキーパンダース (0勝4敗)
◆Jブロック勝敗
NTT東日本(3勝0敗)
日本ユニシス(1勝1敗)
三菱自動車京都 (2勝1敗)
東北マークス (1勝2敗)
金沢学院クラブ (0勝3敗)
※2月3日時点
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳(草加大会)