12月15日に開催されたBWFワールドツアーファイナルズ(中国・広州)4日目は、各種目決勝トーナメント・準決勝が行なわれた。ここでは熱戦を繰り広げた選手たちのコメントを紹介しよう。
奥原希望
山口茜に2−0で勝利!
「今日は、ラリー力で勝てたと思います。元々、ストロークには自信を持っていますし、フットワークや体力なら誰にも負けないと思っています。全日本総合での対戦では、私がスピードや攻撃をテーマにしていて、仕掛けた結果、ミスをしていました。そのときは相手が『待ってみよう』と(思ってやっていたと)いっていたので、今度は私も待ってみようと思いました。嫌がらずに受けて立って『打って、走って、リカバリー』のフットワークの動きなら、自分が上だと思って戦いました。準決勝で日本人同士で戦えることは光栄。互いに勝たないと戦えない舞台で、日本のシングルスの強さを見せられてうれしかったです」
山口茜
奥原希望に0−2敗戦
「全日本総合では奥原さんが仕掛けてくる展開だったので、その中で我慢をしながらチャンスを見つけて攻めることができていましたが、今日は相手が攻めて来なくて、その中でも相手のショットの精度が良く、こちらから仕掛けるタイミングが見つけにくかったです。第2ゲームも(多少攻めたが)強引にいくのではなく、フットワークのスピードを上げても球はゆっくりと出すなど、一本一本、しっかり打てたと思います。ベスト4なので、結果はまあまあよいのではないかと思います。昨年の終盤の成績が良かったので、どうしても比較して成績を求め過ぎていた部分があって、前のめりになっていたと感じていたので、全日本総合からは内容を求めていって、結果も良かったので、来年につながる大会になったと思います」
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取材・構成/平野貴也
写真/BADMINTONPHOTO