11月14日に開催されたBWF主催の世界ジュニア2018(カナダ・マーカム)個人戦の4日目は、各種目4回戦が行なわれた。
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個人戦でもメダル獲得をねらう日本は、5種目で4回戦に進出。上位選手との戦いが増えると、日本には厳しい結果が待っていた。男子シングルスは奈良岡功大と秦野陸の2選手が登場。奈良岡は中国選手と第1ゲームを22-20と競ったものの、続く第2ゲームは16本に抑えて勝利。ベスト8入りを決めた。秦野はマレーシア選手に第1ゲーム19本までねばったが、続くゲームは13-21で落とし準々決勝進出はならなかった。
女子シングルスはアジアジュニアU19銅メダルの水井ひらりが韓国選手と対戦したが、18本、18本に封じられ0−2で敗戦。高校1年生の郡司莉子(写真)も第1シードの中国選手に第1ゲーム19-21としたが、第2ゲームは14本に抑えられて金星奪取はならなかった。
2組が残っていた男子ダブルスは、加藤太基/武井優太、河村翼/川本拓真(奥)のどちらもファイナルゲームの接戦となったが、最後は相手に振り切られてベスト8入りはならず。混合ダブルスも緑川大輝/齋藤夏が、強豪中国ペアに19-21、19-21で惜敗した。そんな中、女子ダブルスの齋藤夏/福本真恵七はデンマークペアと対戦し、こちらは2−0で勝利を飾りベスト8進出を決めている。
これにより、日本選手で勝ち残ったのは男子シングルスの奈良岡功大と、女子ダブルスの齋藤夏/福本真恵七となり、16日の準々決勝でメダルをかけた戦いに挑む。
日本選手の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
▼4回戦
奈良岡功大②〔22−20、21−16〕0●ZHANG Weiyi(中国)50分
秦野陸●0〔19−21、13−21〕②●Aidil Sholeh ALI SADIKIN(マレーシア)36分
【女子シングルス】
▼4回戦
郡司莉子●0〔19−21、14−21〕②WANG Zhiyi(中国)41分
水井ひらり●0〔18−21、18−21〕②LEE So Yul(韓国)36分
【男子ダブルス】
▼4回戦
加藤太基/武井優太●1〔23−21、18−21、19−21〕②SHIN/WANG(韓国)56分
河村翼/川本拓真●1〔17−21、21−17、20−22〕②Apichasit/Kunlavut(タイ)50分
【女子ダブルス】
▼4回戦
齋藤夏/福本真恵七②〔21−14、21−13〕0●BUSCH/SCHULZ(デンマーク)33分
【混合ダブルス】
▼4回戦
緑川大輝/齋藤夏●0〔19−21、19−21〕②SHANG/ZHANG(中国)36分
◆日本選手団
【選手】
中山裕貴、緑川大輝、加藤太基、武井優太(埼玉栄高3年)
一井亮太(水島工高3年)
奈良岡功大(浪岡高2年)
河村翼、川本拓真、秦野陸(埼玉栄高2年)
水井ひらり、福本真恵七(ふたば未来学園高3年)
吉田瑠実、齋藤夏(埼玉栄高3年)
木村早希、大石悠生(青森山田高3年)
染谷菜々美、内山智尋(ふたば未来学園高2年)
高橋美優(青森山田高1年)
郡司莉子(八代白百合学園高1年)
【スタッフ】
団長:田部井秀郎(日本協会ジュニア強化部長)
総監督:長谷川博幸(日本ジュニア強化部ヘッドコーチ)
男子監督:友金幸雄(日本協会ジュニア強化部員)
女子監督:明神憲一(日本協会ジュニア強化部員)
男子コーチ:林貴昭(日本協会ジュニア強化部員)
女子コーチ:井田貴子(日本協会ジュニア強化部員)
トレーナー:升巴七都希(株式会社ロコ・ケア)
映像分析:萩森涼(JSCハイパフォーマンスサポート事業スタッフ)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO