11月14日に開催されたBWF主催の世界ジュニア2018(カナダ・マーカム)個人戦の3日目は、各種目2、3回戦が行なわれた。
男子シングルス3回戦では、ユース五輪銅メダリストの奈良岡功大と、全日本ジュニア優勝の秦野陸が勝利。高校2年生の2人がベスト16(4回戦)に進出した。女子シングルスでも、全日本ジュニア優勝の高校1年生・郡司莉子が、タイのシード選手を下して3回戦を突破。第6シードでアジアジュニアU19銅メダルの水井ひらりも2−0で快勝し、ベスト16入りを果たしている。
男子ダブルスは河村翼/川本拓真、加藤太基/武井優太が、それぞれファイナルゲームの接戦を制してベスト16に進出。団体戦で活躍した中山裕貴/緑川大輝は、第4シードのスコットランドペアにファイナルゲーム19本で敗れ、無念の3回戦敗退となった。
女子ダブルスは齋藤夏/福本真恵七が2−0でインドペアを一蹴したが、吉田瑠実/内山智尋は第1シードの中国ペアに敗れている。混合ダブルスでは緑川大輝/齋藤夏が3回戦を突破。2回戦で第5シードの中国ペアを破った河村翼/内山智尋は、3回戦で敗戦し上位進出はならなかった。
日本選手の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
▼3回戦
一井亮太●0〔13−21、13−21〕②Alberto Alvin YULIANTO(インドネシア)37分
秦野陸②〔21−11、21−10〕0●Brian YANG(カナダ)24分
奈良岡功大②〔21−10、18−21、21−16〕1●Jia Heng Jason THE(シンガポール)73分
【女子シングルス】
▼3回戦
郡司莉子②〔22−20、21−17〕0●Chasinee KOREPAP(タイ)39分
水井ひらり②〔21−9、21−12〕0●Sophia GRUNDTVIG(デンマーク)26分
【男子ダブルス】
中山裕貴/緑川大輝●1〔21−19、12−21、19−21〕②C・GRIMLEY/M・GRIMLEY(スコットランド)53分
河村翼/川本拓真②〔21−19、18−21、21−17〕1●Ratchapol/Weeraphat(タイ)49分
加藤太基/武井優太②〔21−16、14−21、21−15〕1●DELRUE/VILLEGER(フランス)51分
【女子ダブルス】
▼3回戦
吉田瑠実/内山智尋●0〔17−21、15−21〕②劉玄炫/夏玉婷(中国)40分
齋藤夏/福本真恵七②〔21−8、21−11〕0●BANDI/RAMESH(インド)29分
【混合ダブルス】
▼2回戦
緑川大輝/齋藤夏②〔21−17、28−26〕0●FENG Yanzhe/LIN Fangling(中国)36分
川本拓真/福本真恵七●0〔11−21、17−21〕②RIYANTO/SUGIARTO(インドネシア)26分
武井優太/吉田瑠実●0〔14−21、14−21〕②PRIHARDIKA/KUSUMAWATI(インドネシア)34分
河村翼/内山智尋②〔21−19、21−17〕0●DI Zijian/LI Yijing(中国)37分
▼3回戦
緑川大輝/齋藤夏②〔21−14、21−14〕0●K KRISHNAPRASAD/BHAT K.(インド)21分
河村翼/内山智尋●0〔12−21、13−21〕②CHOONG/TAN(マレーシア)22分
◆日本選手団
【選手】
中山裕貴、緑川大輝、加藤太基、武井優太(埼玉栄高3年)
一井亮太(水島工高3年)
奈良岡功大(浪岡高2年)
河村翼、川本拓真、秦野陸(埼玉栄高2年)
水井ひらり、福本真恵七(ふたば未来学園高3年)
吉田瑠実、齋藤夏(埼玉栄高3年)
木村早希、大石悠生(青森山田高3年)
染谷菜々美、内山智尋(ふたば未来学園高2年)
高橋美優(青森山田高1年)
郡司莉子(八代白百合学園高1年)
【スタッフ】
団長:田部井秀郎(日本協会ジュニア強化部長)
総監督:長谷川博幸(日本ジュニア強化部ヘッドコーチ)
男子監督:友金幸雄(日本協会ジュニア強化部員)
女子監督:明神憲一(日本協会ジュニア強化部員)
男子コーチ:林貴昭(日本協会ジュニア強化部員)
女子コーチ:井田貴子(日本協会ジュニア強化部員)
トレーナー:升巴七都希(株式会社ロコ・ケア)
映像分析:萩森涼(JSCハイパフォーマンスサポート事業スタッフ)
文/バドミントン・マガジン編集部