【ジャパンOP】「五輪会場で5試合戦えたのは収穫」(奥原)<選手コメント−2>

9月16日に開催されたダイハツ・ヨネックスジャパンOP(東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ/Super750)は、最終日に各種目決勝が行なわれた。ここでは、男子シングルスを除く4種目の優勝者(女子シングルスは準優勝者も)のコメントを紹介しよう。

<ダイジェスト>

初日の結果は こちら/2日目の結果は こちら

3日目の結果 シングルスダブルス

4日目の結果 シングルスダブルス

5日目の結果 シングルスダブルス

6日目の結果 シングルスダブルス

※コメント一覧は最下部にあります

【女子シングルス】
ジャパンOP2018優勝…キャロリーナ・マリーン(スペイン)/写真左

結果:奥原希望に2-0で勝利し、大会2連覇達成

「アリガトウゴザイマス(日本語で)。2020年オリンピック会場のここで、ベストなパフォーマンスができたのは、自信にもなりますし、とても重要なことです。メインスポンサーのヨネックスさんの本拠地ですし。相手が奥原選手なので、長いラリーになることは想定していました。2週間前は練習できない状態だったのですが、直前の1週間でいい準備ができていた。お祝いしたいところですが、またすぐに中国で試合があるので……(笑)」

準優勝…奥原希望/上写真右

「1ゲーム目、自分がリードした展開で最後までいけたんですけど、そこでマリーン選手の得意な攻撃で打ち抜かれてしまって、防げなかったというのは大きいかなと思います。ファイナルゲームも、相手のスピードは落ちることなく、攻撃やラリーの展開が速い中で、自分の持ち味であるスピードの変化の面でもう少し引き出しがあったら、対処できたのかなと思います。去年の世界選手権以来の試合で、実際のマリーン選手のスピード感などがぼんやりしていたので、今日戦えたというのは、今後の対戦に向けていい経験になりましたし、これからしっかり対策を練っていきたいと思います。

今大会を振り返ると、初戦は自分の体調もよくなくて、どうなることかなと思っていたんですけど、このオリンピック会場でできるだけ多く試合をしたいなと思って、5試合戦えたというのは収穫かなと思います。とてもいい経験になりました」

【男子ダブルス】

ジャパンOP2018優勝…マルクス・フェルナルディ・ギデオン(左)/
ケビン・サンジャヤ・スカムルヨ(インドネシア)

結果:李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン/中国)に2-0で勝利し、大会2連覇

ギデオン「タイトルを守れて本当によかったです。私たちをサポートしてくれているヨネックスの方々に一番いい報告ができたことをうれしく思っています。今日の相手ペアはいつもと違うところがありました。おそらくそれは、球が重いせいもあるでしょう。今回の彼らは、重い球に合わせてプレーをしていたように思います」

スカムルヨ「優勝してタイトルを守れたことはとてもうれしいです。そして、私たちをサポートしてくださっているヨネックスさんの本拠地で勝てたこと、それが本当にうれしいです。今日の相手はディフェンスが得意なプレーヤーですが、いまの試合は自分たちのほうがより自信を持ってプレーできたのがよかったと思います。(東京五輪が開催される体育館で戦った感想は)素晴らしい体育館だったと思います。雰囲気もいいですし、落ち着いて試合ができる環境でした。球は少し重いと感じましたけど、それに対応して準備できる環境ではありました」

【女子ダブルス】

ジャパンOP2018優勝…福島由紀(左)/廣田彩花

結果:陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)に2-0で勝利し、初優勝

福島「シャトルが飛ばず、我慢勝負の長い試合が続いていて、優勝できたことにホッとしています。相手は、アジア大会の個人戦で負けていた中国ペア。攻撃が強く、ローテーションも速く、アジア大会ではレシーブで苦しんだんですが、今日はそれをさせないようにしました。チーム(岐阜トリッキーパンダース)のみんなが応援にきてくれていたので、その前で勝ててよかったです」

廣田「ワクワクしていたし、ホームですから優勝したかった大会で、アジア大会のリベンジができました。これからもまだ対戦が続く相手ですが、タッチが速く、前でとられるので、ずっと勝ち続けるのは難しいかも……。ただ、長いラリーになる我慢勝負は得意です。(この会場は)シャトルが飛ばず、思いきり振ってもアウトにならないので、レシーブから攻撃に持っていけました」

【混合ダブルス】

ジャパンOP2018

優勝…鄭思維(ツェン・シーウェイ/写真左)/
黄雅瓊(ファン・ヤーチョン/中国)

結果:王懿律(ワン・イルユ)/黄東萍(ファン・ドンピン)に2-0で勝利し、2連覇(鄭思維は3年前にも陳清晨とのペアで優勝)

鄭思維「2020年の東京オリンピックの会場で優勝できたのはうれしいです。疲れていますけど(笑)。(ペアを組んで1年未満で8回目の優勝について)短期間でいい成績が残せていますが、ずっと右肩上がりではなく、ときには下り坂もありました。最近はふだんからコミュニケーションを取るようにして成績が安定し、それがまた自信にもつながっています」

<選手コメント>

初日

2日目−1

3日目−1

4日目−1

5日目−1/2

6日目−1

取材・構成/楊 順行、バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原 淳

投稿日:2018/09/17

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