高校生にとって最大の目標であるインターハイが8月7日に開幕する。IH直前企画として、ここでは女子ダブルスで活躍が予想される注目選手を紹介しよう。
山口茜(左)&鈴木咲貴/やまぐち・あかね&すずき・さき
[勝山3年]
14年は2年生ながら高校選抜、IHで連続3位だったが、今年の選抜では接戦を切り抜け初優勝を飾った。山口のゲームメイクに加え、鍛え抜かれた鈴木のレシーブ力で攻めに転じ、好機をつかんだ。日本代表の山口は海外遠征や合宿などが多く2人での練習は決して多くはないが、この夏は選抜以上にペアワークも高めてくるはず。女子ダブルスでは10年の田中志穂/市丸美里(当時・青森山田)以来の春夏連覇に挑む。
[青森山田3年&2年]
それぞれ全中ダブルス優勝経験のある先輩・後輩ペア。14年から組み始めると、いきなりIHでベスト4に入った。速いローテーションから低い展開を得意とし、IH後の全日本ジュニアでは初優勝。選抜ではペアを組み替えての出場となったが、再結成の夏――斉藤の前衛での決定力、曽根の後衛からのアタック力で、2度目の栄冠をつかみにいく。
徳能あすか(右)&保原彩夏/とくのう・あすか&ほばら・さやか
[聖ウルスラ学院英智2年]
今年の選抜では、1年生ながら堂々の準優勝。左右を生かしたコンビネーションと緩急を織り交ぜた配球で、上昇気流をつかんだ。2年生らしい勢いのあるプレー、そして持ち前の勝負強さを生かして、偉大な先輩である髙橋礼華/松友美佐紀以来(08年)の頂点に挑む。
小野菜保(右)&桃井伶実/おの・なお&ももい・れいみ
[金沢向陽3年]
昨夏は8強に名を連ね、その後の全日本ジュニアでは決勝まで全試合ストレート勝ちで勝ち上がった(結果は準優勝)。今年の選抜はブロック予選で敗退し出場を逃したが、悔しさをバネにIHでは躍進する可能性は十分ありそう。強豪・金沢向陽らしい攻撃的ダブルスで、チームとしては12年福井IH以来(長谷川/星)のダブルス制覇をめざす。