4月28日に開催されたアジア選手権(中国・武漢)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。
女子ダブルスでは大会3連覇をめざす髙橋礼華/松友美佐紀が韓国の金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒーヨン)と対戦。第1ゲームを髙橋/松友、第2ゲームを韓国ペアが奪い、勝負の行方はファイナルゲームへ。すると、前半の競り合いから抜け出した髙橋/松友が、21-14 で抑えて勝利。3大会連続で決勝進出を決めた。
もう一方の山では、福島由紀/廣田彩花が世界ランク13位のハリス/プラディプタ(インドネシア)と激突。第1ゲームこそ27-29の接戦を落とした福島/廣田だったが、続く第2、3ゲームを制して逆転勝利。これにより、女子ダブルスは髙橋/松友と福島/廣田の日本人対決が決定した。
男子シングルス準決勝には、日本から桃田賢斗が進出した。その対戦相手はマレーシアのリー・チョンウェイ。レジェンドを相手に桃田は第1ゲーム21-19で先制すると、続く第2ゲームも21-14に封じてストレート勝利。アジア選手権では初の決勝進出を決めた。
また、男子ダブルスの園田啓悟/嘉村健士も、昨年の世界選手権王者である張楠/劉成(中国)にファイナルゲーム25-23で勝利。海外の大会では昨年6月のオーストラリアOP以来となる決勝進出を決めている。
女子シングルスはインドのサイナ・ネワール(インド)との接戦を制した戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)、中国の若手・陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)が決勝へ。混合ダブルスはインドネシアのアーマド/ナトシールと、準決勝で中国対決を制した王懿律(ワン・イルユ)/黄東萍(ファン・ドンピン/中国)が勝ち進んでいる。
準決勝の結果、決勝戦の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
桃田賢斗②〔21−19、21−14〕0●リー・チョンウェイ(マレーシア)55分
諶龍(中国)②〔21−16、21−18〕0●プラノイ・H.S.(インド)52分
▼決勝戦
桃田賢斗 − 諶龍(中国)
【女子シングルス】
戴資穎(台湾)②〔27−25、21−19〕0●サイナ・ネワール(インド)45分
陳雨菲(中国)②〔21−12、21−13〕0●成池鉉(韓国)37分
▼決勝戦
戴資穎(台湾) − 陳雨菲(中国)
【男子ダブルス】
園田啓悟/嘉村健士②〔14−21、21−12、25−23〕1●張楠/劉成(中国)66分
李俊慧/劉雨辰(中国)②〔21−17、14−21、21−10〕1●王懿律/黄凱祥(中国)49分
▼決勝戦
園田啓悟/嘉村健士 − 李俊慧/劉雨辰(中国)
【女子ダブルス】
髙橋礼華/松友美佐紀②〔21−17、20−22、21−14〕1●金昭英/孔熙容(韓国)73分
福島由紀/廣田彩花②〔27−29、21−17、21−11〕1●ハリス/プラディプタ(インドネシア)88分
▼決勝戦
髙橋礼華/松友美佐紀 − 福島由紀/廣田彩花
【混合ダブルス】
王懿律/黄東萍(中国)②〔18−21、21−18、21−17〕1●張楠/李茵暉(中国)65分
アーマド/ナトシール(インドネシア)②〔21−11、21−13〕0●鄭思維/黄雅瓊(中国)27分
▼決勝戦
アーマド/ナトシール(インドネシア) − 王懿律/黄東萍(中国)
文/バドミントン・マガジン編集部