3月24日(土)、宮城県仙台市のゼビオアリーナ仙台にて『TOP4 TOURNAMENT』が開幕した。今回が初開催となる本大会は“国内バドミントン最強決定戦”と銘打たれ、S/Jリーグ2017の男女上位4チームずつが出場する公式カップ戦だ。ここでは、24日の17時から行なわれた第二部の女子準決勝「北都銀行vs再春館製薬所」をダイジェストでお届けする。
S/Jリーグ2位の北都銀行と、同3位の再春館製薬所の対戦は、第1ダブルスから1時間30分近くの大接戦となった。これまでも接戦を繰り広げてきた永原和可那/松本麻佑(北都銀行)と福島由紀/廣田彩花(再春館製薬所)の第1複は、第1ゲームを福島/廣田が29-27で、第2ゲームを永原/松本が21-14で取り合いファイナルへ。この「我慢くらべ」(再春館製薬所・池田雄一監督)となった試合を制したのは福島/廣田だった。10−11からの5連続得点で逆転したままリードを守りきって、エースとしての役割を果たす。
福島/廣田からいい流れを受け取ったシングルスの山口茜が、北都銀行の内定選手・島倉唯にストレート勝ち。山口は第2ゲームで2-10と大きくリードを奪われる場面も見られたが、押されがちだった低い展開から大きな展開へと試合中に修正して流れをつかみ、チームの勝利を確定させた。
再春館製薬所は25日の決勝戦で日本ユニシスと対戦する。
<再春館製薬所・池田雄一監督>
「今日のオーダーについて迷いは正直、ありました。若手やシングルスも別の選手を起用することも考えたんですけど、選手たちもトップ4で頑張りますという気持ちで海外遠征から帰って来ているので出場させました。明日はユニシスさんも勝ちに来ると思いますし、今日出場して選手は疲れもあるので、どういうオーダーになるかはわかりませんが、ガチンコでいきたいと思います」
▼準決勝・第2試合結果
再春館製薬所 ②―0 北都銀行
福島由紀/廣田彩花 ②(29-27、14-21、21-16)1 永原和可那/松本麻佑
山口茜 ②(21-15、21-17)0 島倉唯
志田千陽/松山奈未 実施せず 米元小春/田中志穂
(今大会はシングルスで勝敗が決まった場合、第2複は実施しない)
※再春館製薬所が決勝に進出
文/吉井信行 写真/菅原淳