2月26日(月)にBWF(世界バドミントン連盟)世界国別対抗戦『トマス杯・ユーバー杯2018』(タイ/5月20〜27日)の出場資格を手にした国・地域を発表した。
バドミントンの世界一の国・地域を決めるト杯ユ杯は、2年に一度開催されるBWF主催のビッグイベント。ト杯ユ杯に出場するためには、アジア、ヨーロッパ、パンアメリカ、アフリカ、オセアニアの各大陸別団体選手権で上位に入る必要がある(※)。また、前回優勝国と開催国は自動的に出場資格を手にし、大陸別団体で上位を逃した国・地域も、世界ランキングの上位3カ国に入れば選出される。ト杯ユ杯は、男女各16カ国によって世界一を争うことになる。
日本は、2月中旬に開催されたアジア団体選手権(マレーシア)で、女子が見事優勝を果たし、ユーバー杯の出場権を手中におさめた。男子はアジア団体でベスト8に終わり出場権を手にすることはできなかったが、その後、世界ランク上位国の枠に入ったため、トマス杯の出場資格を獲得している。
◆トマス杯(16カ国)
前回優勝:デンマーク
開催国:タイ
アジア枠:インドネシア、中国、マレーシア、韓国
欧州枠:イングランド、フランス、ドイツ
アフリカ枠:アルジェリア
パンアメリカ枠:カナダ
オセアニア枠:オーストラリア
世界ランク上位枠:台湾、日本、インド、ロシア
◆ユーバー杯(16カ国)
前回王者:中国
開催国:タイ
アジア枠:日本、インドネシア、韓国
欧州枠:デンマーク、ドイツ、ロシア、スペイン
アフリカ枠:モーリシャス
パンアメリカ枠:カナダ
オセアニア枠:オーストラリア
世界ランク上位枠:台湾、香港、インド、マレーシア
※大陸別出場資格…大陸別に与えられる出場資格数はアジア「4」、ヨーロッパ「4」、パンアメリカ・オセアニア・アフリカが各「1」。このほか開催国(タイ)、前回優勝国(トマス杯:デンマーク、ユーバー杯:中国)、世界ランキング上位国「3」(大陸別予選で出場権を得られなかった国)にも出場資格が与えられる。それでもト杯・ユ杯に出場可能な16 チームに満たない場合は、世界ランキングによる上位国から選ばれる(上記以外の国・地域)。今年のヨーロッパ団体選手権男子団体は、前回のトマス杯王者・デンマークが優勝。デンマークはすでに出場資格を得ているため、残り1枠は世界ランク上位国から選出されている
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳