2月4日、「S/Jリーグ2017」最終戦が東京・墨田区総合体育館で行なわれた。前日の2月3日に、桃田賢斗(NTT東日本)が1月の日本代表合宿で負ったケガ(足首のネンザ)から復帰して勝利を飾っていたが、4日のチーム最終戦終了後、メディアの取材に応じた。コメントを紹介しよう。
――リーグ戦を振り返って。
「開幕戦は出場することができたんですけど、ほかの試合はケガだったりで、出られませんでした(編集部注:3試合に出場し3勝)。来年は、優勝できるように頑張りたいです」
――昨日(3日)が今年初めての試合だった。
「正直、あそこまで動けると思っていなくて、羽根を打ち始めたのも試合の3日前くらいでした。少し不安もあったんですけど、みなさんのサポートのおかげで、思った以上に動けました。ただ、まだ完全には治っていなくて、昨日も試合をしている途中にちょっと違和感が出ていて、昨日の段階で『明日は出られません』と監督に伝えました」
――試合をしてみての手応え。
「練習をしていないぶん、スタミナは落ちていましたけど、羽根を打つ時間をウエート(トレーニング)に当てたら、少し球が速くなった手応えはあったので、そこはよかったです」
――ケガについて。
「ケガをしたのは、代表合宿の初日(編集部注:1月6日)です。午後の練習の後半で、足首をひねってしまいました。ケガをしたときは、『やってしまったな』と…(苦笑)。そこから、合宿期間中はトレーナーさんにマッサージしてもらったり、酸素カプセルに入ったり、チームに帰ってきてからはふつうに歩けるようになっていたので、ケガをしていないところの筋トレなどをずっとやっていました」
――ほかの代表選手と久しぶりに打ち合ってみて。
「やっぱりすごくいい球が来て、駆け引きであったり、一つ一つのクオリティーであったり、練習していてすごく楽しかったです。もっとやりたかったですね」
――6日から始まるアジア団体について
「正直、自分が試合に出てチームに貢献したりというのは、いまの状況では厳しいと思うので、サポートだったり応援だったり、そういう面で頑張りたいと思います。代表のウェアを着るので、ちょっと緊張すると思うんですけど、自分らしく楽しみたいです」
――2月下旬のスイスOPにエントリーしているが。
「今年初の個人戦、フルで戦えるように合わせていきたいと思います。ケガをするまでは、3月の全英OP出場が目標だったんですけど、ランキングの関係でそれが難しくなったので…。でもネガティブになることもなく、逆にその期間中に体をつくることができたので、それはよかったんじゃないかなと思います」
――1月は、日本人の男子シングルスが活躍したが。
「そうですね。うらやましいなと」
――今年の目標は。
「世界選手権(編集部注:中国・南京にて7月30日開幕)に、いま日本の男子シングルスはすごく強いので、まず出られるように、世界ランキングを上げていきたいと思っています」
取材・構成/吉井信行、バドミントン・マガジン編集部