【S/Jリーグ】トナミ運輸が連覇目前! ユニシスもVの可能性を残す<男子>

2月3日(土)、4日(日)に日本最高峰のリーグ戦「S/Jリーグ2017」最終節が、東京・墨田区総合体育館にて開催される。ここでは、熱戦が続く男子リーグの展望を紹介しよう。

男子:V争いはトナミ運輸がリード!

男子リーグ表

男子リーグの首位をキープしているのは、6戦全勝のトナミ運輸だ。開幕戦から4戦連続で3−0のストレート勝ちを果たすと、第5戦では勢いのある日立情報通信エンジニアリングと激突。この試合、トナミ運輸は日本A代表の園田啓悟/嘉村健士や西本拳太を欠く中での戦いとなったが、保木卓朗/小林優吾、常山幹太/下農走が勝利して2−1で制すと、その後のNTT東日本戦も3−0で快勝している。チームの総合力の高さを示したトナミ運輸は、昨年に続くリーグ2連覇に向けて視界は良好だ。

S/Jリーグ2017
今季リーグ戦は4戦4勝のトナミ運輸・園田啓悟/嘉村健士(左)
S/Jリーグ2017
2戦2勝の西本拳太は、前回のNTT東日本戦を2−0で快勝

このトナミ運輸の背中を追うのが、5試合を消化して4勝1敗の日本ユニシス。開幕戦こそ白星をあげたが、第2戦NTT東日本との勝負を1−2で落とし苦しい戦いが続いた。とくに第4・5戦は、A代表の遠藤大由/渡辺勇大、坂井一将、井上拓斗/金子祐樹の5選手が海外遠征で不在。残ったベテラン・若手でなんとか白星をつかみとり優勝争いに踏みとどまっている。残り2戦は2月3日(土)に三菱自動車京都と、4日(日)はトナミ運輸と激突する。

S/Jリーグ2017
逆転優勝へ負けられない日本ユニシス。遠征帰りの遠藤大由(右)/渡辺勇大らの活躍が鍵となる

S/J優勝は、2連覇をねらうトナミ運輸と日本ユニシスの2チームに絞られた。全勝のトナミ運輸が優勢の状況だが、すでに土がついている日本ユニシスにも、逆転優勝の望みは残されている。トナミ運輸、日本ユニシスの優勝条件は以下の通りだ。

◆トナミ運輸の優勝条件

第7戦(最終戦)日本ユニシスとの勝負で

3○0→優勝!

2○1→優勝!

1●2→優勝!(マッチ率による)

0●3→  (3日の日本ユニシスの結果、およびゲーム率などで順位が決定)

◆日本ユニシスの優勝条件

①第6戦(三菱自動車京都)、第7戦(トナミ運輸)を3−0で勝利

②第6・7戦の合計6試合をすべて2−0で勝利

※①と②の両方の条件を満たして優勝(6試合の中で2−1が1試合あった場合はポイント率などで決定、6試合の中に2−1が2試合以上あった場合はトナミ運輸が優勝)

残り1試合しかないトナミ運輸は、日本ユニシスとの最終戦に敗れても、2複1単の3試合のうち、どれか一つに勝利すればリーグ優勝が決定する。前回王者は園田/嘉村や西本ら主軸を起用する可能性が高いだけに、2連覇は目前といっていいだろう。逆に日本ユニシスは、三菱、トナミの2連戦では1試合、1ゲームも落とせない戦いとなる。6試合をすべて2−0で勝てば逆転優勝となるが、もちろん達成するのは容易ではない。

仮に日本ユニシスが6試合すべてに勝っても、その中の1試合で1ゲームを落とした(2−1で勝った)場合、トナミ運輸とマッチ率、ゲーム率でも並ぶため、最終的にはポイント率によって勝敗が決まる。そして、万が一にポイント率で並んだ場合は、当該チーム同士の勝敗で決まるため、日本ユニシスの優勝となる。

日立情報通信Eも2位の可能性を残す

V争いのほかにも、Aクラス争い、最下位争いなど各チームにとっては負けられない戦いが続いている。現在3位につけている日立情報通信エンジニアリングは、3日(土)にリーグ4位のNTT東日本と、4日(日)に7位の三菱自動車京都と対戦する。念願の優勝は遠のいたが、残り2戦を連勝した上で、現在2位の日本ユニシスが2敗目を喫すれば、マッチ率などで準優勝となる可能性も残している。

◆各チームのゲーム取得数

SJ男子

文・表作成/バドミントン・マガジン編集部

写真/江見洋子、川口洋邦

優勝条件について:各チームの優勝条件は、編集部が公式記録を基に計算し、見解を示したものです。公式に発表されたものではありませんので、予めご了承ください。また、女子の展望は土曜日の夜にアップ予定です。

投稿日:2018/02/02
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