1月27日にBWFワールドツアー・インドネシアマスターズ(Super500/ジャカルタ)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。
男子シングルスは、坂井一将が自身2度目の決勝進出(旧スーパーシリーズを含む)を果たした。準決勝の相手は韓国のエース・孫完虎(ソン・ワンホ)。世界ランクの上位の相手に対して、坂井は第1ゲームを21-18で先取。第2ゲームは20-22の接戦を落としたものの、フィナルゲームに入ると11オールから先に抜け出したのが坂井。4連続得点などで孫完虎を突き放すと、最後は21-15で勝利。昨年のインドネシアOP以来となる準決勝突破。決勝では地元インドネシアのアンソニー・ギンティンと優勝を争う。
日本からはもう一組、女子ダブルスの髙橋礼華/松友美佐紀が準決勝でリターユール/ペデルセン(デンマーク)と激突した。第1ゲームは20オールからの点の取り合いを、デンマークペアが25-23で奪い先制する。しかし、第2ゲームは5連続得点などで先行した髙橋/松友が、21-15で取り返してファイナルゲームに突入。ライバル同士の戦いは最終ゲームも接戦の展開となったが、最後に抜け出したのは髙橋/松友。14ー14から3連続得点で抜け出すと、そのまま追撃を振り切って21-16で勝利。昨年9月のダイハツ・ヨネックスジャパンOP以来の決勝進出を決めた。
地元開催のインドネシア勢は、4種目で決勝に進出。男子ダブルスのギデオン/スカムルジョ、男子シングルスのアンソニー・ギンティン、そして女子ダブルスのポリイ/ラハユが地元でのVをねらう。また、女子シングルスは戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)とサイナ・ネワール(インド)が激突する。
準決勝の結果と、決勝戦の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
アンソニー・ギンティン(インドネシア)②〔21−16、13−21、21−12〕1●周天成(台湾)65分
坂井一将②〔21−18、20−22、21−15〕1●孫完虎(韓国)69分
▼決勝
坂井一将 − アンソニー・ギンティン
【女子シングルス】
サイナ・ネワール(インド)②〔21−19、21−19〕0●ラチャノック・インタノン(タイ)49分
戴資穎(台湾)②〔19−21、21−15、21−15〕1●何冰嬌(中国)50分
▼決勝
戴資穎 − サイナ・ネワール
【男子ダブルス】
ギデオン/スカムルジョ(インドネシア)②〔21−14、21−11〕0●シェティ/ランキレッディ(インド)30分
李俊慧/劉雨辰(中国)②〔26−24、14−21、21−12〕1●張楠/劉成(中国)62分
▼決勝
ギデオン/スカムルジョ − 李俊慧/劉雨辰
【女子ダブルス】
ポリイ/ラハユ(インドネシア)②〔21−11、17−21、21−17〕1●李紹希/申昇瓚 (韓国)69分
髙橋礼華/松友美佐紀②〔23−25、21−15、21−16〕1●リターユール/ペデルセン(デンマーク)75分
▼決勝
髙橋礼華/松友美佐紀 − ポリイ/ラハユ
【混合ダブルス】
アーマド/ナトシール(インドネシア)②〔22−20、21−17〕0●ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)39分
鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−18、21−14〕0●ゴーSH/ライSJ(マレーシア)30分
▼決勝
アーマド/ナトシール − 鄭思維/黄雅瓊
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文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO